子供が大きくなると、一人で実家やお友達の家にお泊まりに行きたがることもありますよね。
行く前は楽しみにしていても、いざママのいない夜を迎えると不安になってしまうことも・・・。
そんな子供のお泊まりは、年長さんになったくらいに考えるのがおすすめ。
身の回りのことがある程度自分でできるようになってから考えましょう。
子供が思い切り楽しめるよう、
新しいパジャマを持たせるなど私が行った事前準備の方法もご紹介します。
子供が一人でお泊まりに行くのは6歳~がおすすめ
子供が一人でお泊まりに行くのは、幼稚園年長さんにあたる6歳くらいからがおすすめです。
実家などであれば6歳でも充分にお泊まりすることができますよ。
もしお友達の家に行かせる場合は、
上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいるのであれば6歳からでも問題ないでしょう。
しかし、そうでない場合は小学2年生くらいからが安心かもしれません。
ただし、それも子供によって様々。
日ごろからママなしで寝ることができない子や身支度が一人でできない子は、
焦らず子供の成長を待ってあげた方がいいかもしれませんね。
これからどんどんママから自然と離れていきますから、焦らず子供の成長を見守り、
タイミングの良いときに一人でお泊まりを体験させてみてください。
なぜ一人お泊まりは6歳以降がおすすめなの?その理由とは?
なぜ一人でお泊まりするのが6歳以降がおすすめなのか?というと、
それには以下のような理由があります。
普段はとてもしっかり者の子供でも、やっぱりママがいないと不安になってしまうもの。
突然夜に泣き出してしまう・・・なんてこともありますから、
子供の成長をみながら無理せずお泊まりさせるようにしましょう。
【理由①】身の回りのことをある程度自分でできる年齢だから
まず一人でお泊まりさせる際に大前提となるのが、
身支度を自分でできるかどうか?ということ。
着替えやトイレ、食事などある程度のことを大人が手伝わなくても自分でできなければ、
まだ子供だけでお泊まりをさせるのは難しいかもしれません。
6歳くらいになれば時間はかかるかもしれませんが、
ある程度のことを自分でできるようになりますから、
お世話になる相手方にも迷惑をかけずに済むでしょう。
【理由②】自分の気持ちを言葉できちんと伝えられる年齢だから
6歳くらいになると、自分の気持ちをちゃんと言葉で伝えることができますよね。
「お腹が痛い」「眠い」「寂しい」など、体の不調から心の不安まで言葉にすることができます。
普段、その子のお世話に慣れていない実家や友達の家に預ける場合は、
預かる側も少し不安なもの。
何がしたいのか、どうして欲しいのかを汲み取ることができないと、
お互いストレスになってしまいますよね。
自分の気持ちや状態を言葉で上手く伝えられれば、お互いその不安を解消できるでしょう。
【理由③】おねしょをしなくなる年齢だから
個人差もありますが、6歳くらいになれば夜のおむつも取れている子が多いですから、
おねしょの心配をせず安心してお泊まりに行かせることができます。
ただし、おねしょというのは、環境の変化によって引き起こされることもあるので、
不安な場合は、預ける相手に一言伝えておくといいかもしれませんね。
【理由④】お泊まり保育で経験しているから
一般的に保育園や幼稚園の年長さんになると、お泊まり保育を行います。
おそらくこれが初めて子供がママから離れてお泊まりをする日でしょう。
お泊まり保育を経験していれば、子供も一人で泊まる自信をつけています。
「私は大丈夫!」と楽しんでお泊まりに行ってくれるかもしれませんね。
また、逆にお泊まり保育の練習として5~6歳くらいから
実家に泊まらせるという家庭もあるようですね?!
子供が楽しめるように私が実践したお泊まり前の準備とは?
ママと離れて初めて行く『一人お泊まり』。
最初は「大丈夫だよ」「早く行きたい」なんて言っていたのに、
実際にママと離れてみると不安になる子もいますよね。
実は私の娘も、6歳で義実家に預けたときに
「ママがいないと眠れない」と泣いてしまったようでした。
親子ともに、そんな不安を解消する為にも
子供が楽しめるようにお泊まりの事前準備をしっかりしておきましょう。
ここでは私が実際に行っているお泊まり前の準備方法をご紹介します。
【準備①】ママを頼らず一人で身支度させてみよう
お泊まりをするにあたって、自信をつけてもらうために一人で身支度をさせてみましょう。
お風呂から上がった後の着替えや、洋服のボタン留め、荷物の整理整頓なども
やらせておくといいかもしれませんね。
脱いだものを畳んで袋に入れておくような動作も忘れずに教えておきましょう。
髪の毛の長い女の子の場合は、タオルで髪の毛を拭き、
できれば自分で結べるようになっておくと安心ですよ。
【準備②】ママなしでも寝られる練習をしよう
ママとベッタリの子の場合、ママなしでは眠れない・寂しいという子もいますよね?!
日中は元気だったのに、急に夜になって泣いてしまうことも。
私の娘がまさにこのタイプで、ママがいないと眠れない子だったため、
初めてのお泊まりのときは不安で泣いてしまったそうです。
そこから娘は自信を失くしてしまい、しばらく一人でお泊まりは行かないと言い張っていました。
私のような失敗をしないためにも、『一人お泊まり』をスムーズにするためにも、
無理のない範囲で、ママなしで眠れる練習をしておくといいですよ。
私が実際にやったのは、お気に入りのぬいぐるみを娘のベッドに置いたこと。
そして「何かあればすぐに呼んでね・・・」と伝えていたこと。
この二つだけなんです。
このほかにも、子供が落ち着く香りのアロマを焚いておいたり、
子供部屋のインテリアを可愛くしたりするのもおすすめの方法です。
ただし、無理強いは禁物。
子供がチャレンジしてみたい!・・・という気持ちになったときにやらせてくださいね。
【準備③】一人で夜間のトイレに行く練習をしよう
日中はトイレが怖くないのに、
暗い廊下を通って夜間のトイレに行くというのが不安な子供もいます。
ましてや、お泊まり先のトイレは不慣れな環境。
余計に不安になってトイレに行けなくなり、お漏らししてしまうこともあると思います。
もし、ママを起こさないとトイレに行けないという子であれば、
夜間に一人でトイレに行く練習をするのも必要です。
センサーライトを廊下に設置するなど、
子供が一人で歩くにあたって恐怖心が芽生えないよう工夫するといいですよ。
【準備④】新しいパジャマを買ってあげよう
一人でお泊まりに行くのがワクワクするように、新しいパジャマを買ってあげましょう。
特に女の子は、おしゃれが大好きですから、新しいパジャマに大喜び!
寝るのが楽しみになりそうですね。
おすすめは、「光るパジャマ」など普段だと着せないような特別感のあるもの。
これなら、夜寝るのも嫌がらないかもしれませんよ。
子供を一人でお泊まりに行かせる際の注意点!!
子供を一人でお泊まりに行かせる際は、これまでご紹介した事前準備のほかにも
下記のようなことに気を付けるようにしましょう。
【注意点①】マナーを守って生活するよう伝えておく
ママがいないとハメを外してしまうタイプの子であれば、
きちんとマナーを守って生活するよう伝えておくようにしましょう。
私は娘に、おじいちゃんおばあちゃんであっても
「ありがとう」や「おはよう」などの挨拶をしっかりするよう伝えておきました。
最初はもじもじしながら言っていた挨拶も、
帰るころには大きな声で挨拶できるようになったそうです。
【注意点②】手土産を持たせる
実家であってもお友達の家であっても、子供がお世話になるわけですから
手土産を持って行くようにしましょう。
みんなで食べられるようなお菓子やフルーツが喜ばれると思いますよ。
【注意点③】アレルギーなどがあれば事前に相手先へ伝える
もし食物アレルギーがあれば事前に先方へ伝えておくのも忘れずに。
子供が知らないうちに食べてしまい、
アナフィラキシーショックなど重篤な症状を引き起こしてしまうと大変です。
十分に気を付けるようにしましょう。
万が一なことが起こってしまうと
折角の楽しいお泊りが台無しになってしまいますからね。
まとめ
子供が一人でお泊まりに行けるようになるなんて、なんだか誇らしく思えますよね?!
しかし、その一方で不安もあるでしょう。
「ちゃんとご飯を食べられているかな?」「泣いていないかな?」など、
いつまでも気になって仕方ないと思います。
親離れ、子離れの第一歩として、子供が一人お泊まりをしたがるようであれば
経験させてあげるのも親の役目かもしれませんね。
今回ご紹介したことを参考に、
事前にしっかり準備をして無理なく楽しめるお泊まりにしましょう。