横浜の冬の風物詩の一つでもある金刀比大鷲神社酉の市、
通称酉の市横浜が令和5年(2023年)の今年も開催される予定です。
そんな酉の市横浜催日程や熊手の値段や相場、屋台情報、アクセス方法など
情報満載でお伝えします。
屋台も出て、熊手商のお兄さんの威勢の良い呼び込みや
手締めの柏手と大きなヨヨヨイッ、ヨヨヨイッの掛け声で大賑わい!
子供も大人も楽しめる酉の市に是非お越しくださいね。
飾り熊手の値段やその由来とは?
酉の市に行くと、ひと際目立つのが熊手商の威勢の良い声と
「ヨヨヨイッヨヨヨイッヨヨヨイッヨイッ!」という購入されたお客様への
商売繁盛、家内安全を願っての掛け声です。
横浜の酉の市では、色とりどりの豪華な熊手が売られています。
この熊手、一体いくら位するのか?なぜ熊手を売っているのか?お伝えしますね。
熊手の一般的な価格・相場とは
この熊手は、商売繁盛・家内安全を願って、多くの経営者の方々が購入されています。
当然、一般の方も購入できますので、価格帯も様々。
多くが、1,000円~数十万円までとかなりの幅があります。
安いものだと、500円程度のかわいらしいものも売っているのだとか・・・
数年前までは、奥さんの実家が会社経営をしていたので、
実家には毎年金刀比羅大鷲神社酉の市で購入した熊手が飾ってありました。
『今年は10万円の熊手を買ったよ』って義父が言っていたのを思い出します。
さて、中小企業の経営者だった義父は10万円の熊手でしたが、
一般に方が購入する相場は、以下の通りです。
小さい熊手(個人購入) | 1,000~5,000円 |
個人商店(零細企業) | 5,000~30,000円 |
中小企業 | 10,000~100,000円 |
大企業 | 30,000~300,000円 |
一般の方は、やはり数千円のかわいい熊手を購入される方が多いみたいです。
小さくても家内安全の願いは、聞き入れていただけると思いますよ。
また、毎年購入していく場合は、前年より少しでも大きいサイズの熊手を購入するというのが
慣例となっていますので、初めて購入される方は、最初から気負わない方がいいですね。
熊手の購入方法・買い方など
先ずは、気に入った熊手商のお店の前で、販売しているお兄さんやお姐さんに
声を掛けてください。
そして、自身の予算を告げるところからスタートします。
すると熊手商の方から、その予算より少しだけ安い熊手をお勧めされます。
さぁ、ここからが熊手購入の楽しみ方です。
熊手商 「そうだねぇ、予算1万円なら、この熊手がいいかなぁ」
あなた 「えっ?!このサイズで1万円・・・お兄さん、これだったら5千円にしてよ!」
熊手商 「えっ?!馬鹿言っちゃいけねえよ。さすがに5千円は無理だよ。」
「でも、あんちゃんのその心意気に免じて、9千円でどうだい?」
あなた 「いやいや、ちょっと待ってよ。9千円はないんじゃない?!」
「このサイズはやはり、6千円が限度でしょう?!」
熊手商 「あんちゃん、言うねぇ・・・」
「分かった、あんちゃんのその度胸に免じて、7千円だ~!持ってけ泥棒!!」
あなた 「ありがとう!じゃぁ、7千円で!」
みたいなやり取りの値切り合戦を繰り広げるのが風物詩となっています。
結果、値切ったとしても、熊手商から最初に提示された金額(例えでいうと、1万円ですね)を
お支払いするのです。
この値切った額(例えでいうと、3千円ですね)が、その熊手商へのご祝儀となるといった
粋な文化が根付いていますので、是非あなたも参加してみてください。
熊手と酉の市の由来
では、なぜ酉の市で『熊手』を縁起物として購入するのか?不思議ですよね。
ここでは、『熊手』を購入するようになった由来をお伝えしたいのですが、
その前に、『酉の市』自体の由来を先に解説しますね。
酉の市の由来
酉の市の始まりは、花又村(現:東京都足立区花畑)の鷲妙見大菩薩(別名・鷲大明神)と
言われています。
近くの農民の収穫祭だったものが、時代の流れとともに形を変え、
祭りの本拠地も浅草に移りました。
その結果、浅草長國寺のご本尊である鷲妙見大菩薩(わしみょうけんだいぼさつ)が
鷲神社の祭神と習合したほか、氏子たちが生きた鶏を奉納し、
終わった後にその鶏を浅草観音堂の前に放すのが習わしになっていたことから、
『酉の市』といえば、浅草となったそうです。
上記以外にも、日本武尊(やまとたけるのみこと)(伝説上の神様)が、
東夷征伐の戦勝の祝いとして鷲神社にお礼参りをしたのが11月の酉の日であり、
松の木に熊手をかけてお礼の祭りをしたという説もあるのです。
奥が深いですね・・・
熊手の由来
『熊手』がどんなものかご存じですか?
長い柄の先に、フックのように折り曲げた竹製の爪を
扇状に何本も取り付けた道具(農具だった)です。
熊が広げた手の形に似ていることから『熊手』と呼ばれるようになったという説が有力ですね。
今でも、落ち葉などをかき集めるのに使われるのですが、
この『熊手』が縁起物とされているのには、当然理由があります。
その形状から、「福をかき集める」「金銭をかき集める」という意味合いが
込められたことにより、酉の市での縁起物となりました。
また、熊の手以外にも、鷲が獲物を捕らえるときに空中から滑降し、鷲掴みにするところから、
「福や運を鷲掴みにする」という意味合いもあり、縁起物になったとか・・・
今では、恵比寿様や福禄寿様などの七福神や大判小判、打ち出の小槌等が装飾され、
更に縁起物としての様相を高めています。
酉の市横浜2023の開催日程
多くの経営者や個人商店の方々だけではなく、一般の方も楽しみにされている
金刀比大鷲神社酉の市の令和5年(2023年)の開催日程をお伝えします。
一の酉の開催日時
■2023年11月11日(土)11:00~23:00
今年の一の酉は、何とゾロ目!
開始時間も入れると、『1』がなんと6個も続きます。
縁起がいいですね!
二の酉の開催日時
■2023年11月23日(木)11:00~23:00
二の酉は、「勤労感謝の日」で祝日の開催となります。
こちらも一の酉同様、覚えやすいですね。
酉の市横浜2023 開催場所
■金刀比羅大鷲神社
■住所:神奈川県横浜市南区真金町1-3
MAP↓↓↓
■問合せ先:金刀比羅大鷲神社 社務所連絡先
TEL:045-231-3208
■公式HP:https://yokohama-torinoichi.jimdofree.com/
混雑状況について
金刀比羅大鷲神社酉の市は、毎年10万人を超える人が訪れる、横浜関内地区の大イベントです。
特に、夕方から終わりの23時近くまでが非常に混雑します。
以前、私が訪れたのは18:00頃でしたが、既に多くの方で賑わっており、
歩くのもやっとの状態でした。
小さいお子様連れの方は、しっかりと手を繋いで歩かないと
迷子になってしまう可能性が高いです。
道の先が人の頭で見えない状態でしたから、十分に気を付けた方がよいでしょう。
小さなお子様やご年配の方と訪れる予定の方は、
比較的混雑の少ない昼間にお出でいただくのが良いでしょう。
特に車でお出での方は、昼間にお出でいただくことをお勧めします。
夕方から深夜にかけて、近隣道路は渋滞しますし、
近隣の駐車場は直ぐに満車となって駐車もままならない状況になること必定です。
トイレの場所
先述しましたが、酉の市当日は、非常に混雑します。
私も以前訪れたとき、トイレを探すのにとても苦労したことを覚えています。
ですので、トイレは来場前に済ませておくのがベストですよ。
電車でお出での方は、横浜市営地下鉄坂東橋駅や伊勢崎長者町駅のトイレで
用を足すようにしましょう。
近くの公衆トイレ
駅のトイレも混雑していて、用を足せなかった場合は、
チョッと歩きますが近くの公衆トイレを利用するのも一つの手です。
そんな公衆トイレの場所を紹介しますね。
1)駿河橋公衆トイレ
住所:神奈川県横浜市南区新川町1-2
金刀比羅大鷲神社からの距離:800m(徒歩約11分)
MAP↓↓
2)三吉橋公衆トイレ
住所:神奈川県横浜市南区浦舟町1-19-2
金刀比羅大鷲神社までの距離:250m(徒歩約4分)
MAP↓↓
3)大通り公園内ある公衆トイレ
住所:神奈川県横浜市中区弥生町3丁目
金刀比羅大鷲神社からの距離:400m(徒歩約4分)
MAP↓↓
近くのコンビニでトイレを借りる
公衆トイレでは用を足せない場合は、近くのコンビニでトイレを借りましょう。
但し、トイレを貸していただけるかは、事前に確認をしてください。
この時期だけは利用者が多いので、借りられない場合もありますので。
1)セブンイレブン よこはまばし店
住所:神奈川県横浜市南区真金町2丁目17−5
神社までの距離(時間):約1分
2)ファミリーマート 阪東橋駅東口店
住所:神奈川県横浜市南区高根町2丁目13−2 朝日大通公園マンション 1F
神社までの距離(時間):4分
3)ローソン 真金町店
住所:神奈川県横浜市南区真金町1丁目7−39
神社までの距離(時間):4分
4)セブン-イレブン 横浜白妙町2丁目店
住所:神奈川県横浜市南区白妙町2丁目5−2
神社までの距離(時間):3分
5)ミニストップ 阪東橋店
住所:神奈川県横浜市南区高根町3丁目18−18 1F
神社までの距離(時間):5分
MAP↓↓
酉の市横浜2023 屋台は?
酉の市の楽しみの一つでもあります、縁日屋台。
例年400~500台の屋台が出店されています。
一昨年までは、屋台の出店制限がされていたため、少し寂しい状況でしたが、
昨年から賑わいを取り戻しています。
どんな屋台が出ているのか?というと、先述しましたのでもうお分かりだと思いますが、
「商売繁盛を招く熊手」が筆頭です。
それ以外にも、「お好み焼き」「たこ焼き」「焼きそば」「りんご飴」「バナナチョコ」など、
縁日屋台ではお馴染みのものから、一風変わった食べ物屋さんも並びます。
■チーズダッカルビ
■ケバブ
■中華まん
■揚げじゃがバター
■ベビーカステラ
などなど。
諸説あると思いますが、「揚げじゃがバター」は横浜発祥なのだとか・・・
また、「中華まん」の屋台があるなんて、中華街が近くにある横浜の酉の市らしい
品揃えだと思いませんか?!
こんな国際色豊かで、いろいろな食べ物屋台が並ぶ『酉の市 横浜』に是非ご来場ください。
お子様もお爺ちゃんお婆ちゃんも、彼氏彼女も楽しい一日に絶対なるはずです!
酉の市横浜2023 アクセス方法や駐車場情報
では、金刀比羅大鷲神社酉の市へのアクセス方法をお伝えします。
電車でお越しの場合
金刀比羅大鷲神社に一番近い駅は、横浜市営地下鉄(通称ブルーライン)の阪東橋駅になります。
阪東橋駅 1A出口を出て真っすぐ歩いていただき、
「よこはまばし」交差点を右折すると横浜橋商店街となります。
その中央付近に鎮座しているのが金刀比羅大鷲神社です。
その道のり徒歩約6分。
車でお越しの場合
■首都高速道路 狩場線(K3)下り 阪東橋出口 約2分
■首都高速道路 横浜公園出入口 下り 約6分
近隣の駐車場情報
近隣には収容台数2~4台の小さな駐車スペースはいくつか存在しますが、
すぐに満車となってしまいます。
今回は、収容台数10台以上あり、車高1,6m以上可の駐車場をご紹介します。
1)リパーク横浜永楽町1丁目
■住所 :神奈川県横浜市南区永楽町1丁目11
■営業時間 :24時間営業
■料金 :平日 00:00-24:00 200円/25分
日祝 00:00-24:00 200円/25分
※情報が変更されている場合もありますので、
ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
■最大料金 :あり
最大料金 【月-土】最大料金入庫後24時間以内1400円
【日祝】最大料金入庫後24時間以内1100円
※最大料金は入庫時の曜日・祝日により異なります。
※最大料金は繰り返し適用となります。
■全収容台数:10台
■車両制限 :高さ:2.00m 幅:1.90m 長さ:5.00m 重量:2.00t
■クレジットカード:利用可
■アクセス :金刀比羅大鷲神社まで 約447m 徒歩約6分
MAP↓↓
2)タイムズ横浜弥生町第6
■住所 :神奈川県横浜市中区弥生町2-21
■営業時間 :24時間営業
■料金 :00:00-24:00 220円/15分
■最大料金 :あり
当日1日最大料金 1,800円(24時迄)
■全収容台数:32台
■車両制限 :高さ:2.10m 幅:1.90m 長さ:5.00m 重量:2.50t
■クレジットカード:利用可
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず
現地の表記をご確認ください。
■アクセス :金刀比羅大鷲神社まで 約536m 徒歩約7分
MAP↓↓
3)リパーク横浜山田町
■住所 :神奈川県横浜市中区山田町6-2
■営業時間 :24時間営業
■料金 :全日 08:00-22:00 200円/30分
全日 22:00-08:00 100円/60分
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は
必ず現地の表記をご確認ください。
■最大料金 :あり
最大料金 22:00-8:00 500円
※最大料金は繰り返し適用となります。
■全収容台数:17台
■車両制限 :高さ:2.00m 幅:1.90m 長さ:5.00m 重量:2.00t
■クレジットカード:利用可
■アクセス :金刀比羅大鷲神社まで 約514m 徒歩約7分
MAP↓↓
まとめ
金刀比羅大鷲神社で毎年11月の酉の日に開催される『酉の市横浜』ですが、
毎年本当に多くのお客様で賑わいます。
例年10万人以上が来場され、熊手商との値引き交渉の声や購入が決まった後の
「ヨヨヨイッヨヨヨイッヨヨヨイッヨイッ!」の掛け声など、
大盛り上がりなイベントとなっています。
コロナ禍が落ち着き、第5類に分類されて初めての酉の市。
今まで以上の賑わいになるのではないでしょうか。
よって、一の酉、二の酉両日ともに、大変な混雑が予想されます。
午前11時から開催されていますので、少しでも早い時間帯にお越しいただいた方が
余裕をもって楽しめると思いますよ。
特にお子さんやご年配の方と一緒にお越しの際は、
迷子の危険や人込みでの事故などを十分に注意していただき、
家内安全と商売繁盛を祈りつつ、皆で楽しんでいただけたら嬉しい限りです。
是非、横浜まで足をお運びくださいね。