最近は保育園と同じように幼稚園でも、降園後に延長保育が可能な園が増えていますよね。
延長保育の料金は月々の保育料とは異なり、
別途支払いが必要なのでいくらかかるのか気になるママもいると思います。
そこで今回は、実際に延長保育を利用していた私が、幼稚園の延長保育料金について詳しく解説。
私の住んでいる埼玉県さいたま市はいくらなのか独自のリサーチ結果をもとにご紹介します。
利用の注意点と併せてご覧ください。
幼稚園の延長保育の料金は一時間200~300円が最も多い!
幼稚園の延長保育は、働くママにとって非常に助かる制度ですよね。
数年前と比べても、私の近所の幼稚園では延長保育の内容を充実させた園が増えているため、
それだけ需要が高いということなのだと思います。
そこで気になるのが延長保育の利用料金。
調べてみたところ、私が住む埼玉県さいたま市浦和区周辺では、
幼稚園の延長保育の料金一1時間200円という園がほとんどでした。
ちなみにお隣の川口市では、時間に限らず一日500~800円という園も。
おそらくここ、さいたま市浦和区~川口市周辺というのは、
働くママも多く待機児童数もとても多いため、
保育園落選組が幼稚園を利用しやすいように一時間200~300円という、
比較的良心的な設定になっているのだと思われます。
ちなみに全国的に見てみると、
都内では時間に限らず一日利用で1,600~1,800円というところもありました。
ただし、そのような高額設定の園の場合、
延長保育時間内に英会話のレッスンが受けられるといった“付加価値”があるようなので、
習い事に通わせているような感覚であればお得なのかもしれません。
長期休みのときの預かり保育料金は?
春休みや夏休み、冬休みなど長期休みも一日預かりを行っている園があります。
これも園によって様々ですが、私の娘を通わせていた園では一日1,600円。
お弁当持参のため、給食は利用しませんから純粋に預かり費用としての料金設定です。
こちらもさいたま市浦和区周辺の幼稚園では1,500~2,000円という園が多かったですね。
ただし、一日保育を実施している園はごく限られているようなので、
入園を希望している園が長期休みの預かり保育を実施しているかどうか、
事前に確認しておく必要があります。
幼稚園の延長保育は利用すると負担になる?わが家のケースをご紹介!
認可保育園と異なり、そもそも月々の保育料がとても高い私立幼稚園。
延長保育を利用するとなると、より家計の負担になるのではないか?と
心配になるママもいるでしょう。
わが家の場合、私がフルタイムパートであったことから
週4日、降園後の14~17時の時間で延長保育を利用していました。
一時間200円の料金設定だったので・・・
一日3時間×200円=600円/日
それを週4回利用していたので、
600円×4回=2,400円/週
単純に計算しても一ヶ月9,600円が延長保育料としてかかるわけです。
月々の保育料は、28,500円でしたが、幼保無償化になってからは、
無償化上限額25,700円を差し引いた2,800円のみの保育料に。
ここに給食費がおよそ7,000/月かかるため、9,800円ほどの出費でした。
上記に加え、延長保育料9,600円がかかるので、
わが家の場合は大体トータルで19,400円ほどが月々の保育料の総額になっていました。
延長保育を利用しない人に比べると、10,000円近く多く払うことになるわけです。
実はこれ、長期休みの1日1,600円を含めると、さらに負担が増します。
ですから、ママ自身が仕事で稼ぐ給与と比較し、
延長保育料金を支払ってまで働くことにどれだけの意味があるのか、
検討してみる必要が出てくると思うんですよね。
幼稚園の延長保育料金を安く抑える方法は?
働くママと言っても、幼稚園の場合は親子参加型の行事も多く、
保育園のように預かり時間も長くはないため、バリバリ正社員で働きます!
というわけにはいきませんよね。
私も当時は、時短で働いていたうえに、月に何度も役員の集まりや参観日などがあって
会社を休まなければならなかったため、
パートでしか働くことができず稼ぎたくても稼げない状況でした。
パートだと、稼げるお金は限られますから延長保育の料金が重くのしかかってくることも。
では一体どうしたら、その負担を軽減することができるでしょうか?
ここでは、幼稚園の延長保育料金を安く抑える方法をご紹介します。
預かり保育料無償化制度を利用する
新しく2019年度から導入された幼保無償化では、
幼稚園の預かり保育(延長保育)の料金も対象となります。
ただし、この無償化制度を利用するには一定の条件を満たしていることが必要です。
私の住んでいるさいたま市の場合は、
・両親が月16日以上、64時間以上の就労をしていること
・上記を証明できる「勤務証明書(就労証明書)」の提出ができること
という条件があります。
これを満たすことで、日額450円×利用日数分補助を受けることができます。
(上限11,300円/月まで)
私の場合、一日600円を延長保育料金として費やしていたので、
単純に450円の補助が出ると差額150円の出費で良いという計算になります。
これって、お得だと思いませんか?
ただし、延長保育料金の場合、月々の保育料と違って、
一度利用する料金を幼稚園側に納めなければなりません。
後日まとめて精算という形になりますので、差額の一日150円を支払うというよりも、
補助金をあとから受け取るというイメージです。
ただ、毎年勤務証明書を提出しなければならない手間と、
精算時の書類の確認・押印といった手続きが面倒ではありますが、
個人的にはこの無償化制度を受けられてとても助かったので、
できることなら活用した方がいいと思います。
課外活動を利用する
幼稚園の延長保育料金を抑えるには、幼稚園の課外活動を利用するのも一つの方法です。
というのも、課外活動を利用している時間は、延長保育の対象外だからです。
たとえば、私の娘の場合。
14時降園後、そのまま幼稚園内の施設にてダンスの課外活動を利用していましたから、
その時間帯は課外活動の月謝が発生します。
つまり、14:00~15:00までの一時間は習い事をしているとみなされ、
延長保育料はとられないんです。
ただ延長保育を利用するよりも課外活動と併せて利用した方が、
習い事もできて延長保育料も抑えられ、送迎もしなくて済むというメリットがあります。
もし、気になる課外活動があった場合は、ぜひ利用してみましょう。
絶対に遅刻しない!
お迎え時間を設定したら、絶対に遅刻しないことも重要です。
娘を通わせていた園の場合、極端な話、1分でも遅刻したらアウト!
さらに一時間分の延長料金がとられてしまうため、私は絶対に遅刻しないようにしていました。
いつも遅れて余計に延長保育料をとられてしまわないよう、
仕事の時間を調整することも大切ですよ。
幼稚園の延長保育料金はいくらかかる? まとめ
幼稚園の延長保育料は、およそ一時間200~300円という園が多いですが、
ママが働く時間が多い場合は無償化制度を利用することもできるので、
延長保育料を少し抑えることができます。
少し高いな、もったいないな・・・と思ったこともありましたが、
延長保育をしていたことで友達も増え、先生からも顔と名前を覚えられて可愛がられていたので、
それはそれで子供のためになったのかな?と今では思っています。
幼稚園の働くママは、今はとても増えていますから決して珍しいことではありません。
保育園に入れなかったママも、幼稚園の延長保育が充実している園を見つけて、
働くことを諦めないようにしてくださいね!