子供の好き嫌い。ママにとっては悩みの種ですよね。
毎日食事を作っても、好き嫌いが激しいと栄養が偏ってしまうのでは?
と心配になることも。
なぜ子供はこんなにも好き嫌いが激しいのでしょうか。
うちの娘は、緑色の野菜が嫌い!特にピーマン嫌いでしたが、
『無限ピーマン』にしたら、あらっ不思議?!
ちゃんと食べてくれましたよ!!
そこで今回は、好き嫌いをする原因と私のお勧めする
そんな簡単な対処法も含め、いろいろご紹介しますね。
子供の食事を見直して、悩みをスッキリ解消しましょう。
子供が好き嫌いをする理由は本能的なもの?!
子供はよく好き嫌いをしますよね。
嫌われ者の代表と言えば、トマトやピーマン、玉ねぎやにんじんなどの野菜。
栄養がたっぷりあるからこそ、ママとしては何としてでも食べさせたいと思うでしょう。
まずは、なぜ子供が好き嫌いをしてしまうのか、その理由を探ってみたいと思います。
【理由①】子供の好き嫌いは本能的なものだから
味覚には、「甘味」「塩味」「旨味」などがありますが、
その中でも子供が苦手なものといえば「苦味」と「酸味」ですよね。
子供の味覚は年齢と共に発達していくと言われていますが、
「苦味」や「酸味」に対しては、
大人に比べて幼いころの方が強く反応するのだと言われています。
それはなぜか・・・?というと、
ある種の「防衛本能」が備わっているからなのだそうです。
たとえば、酸味に関して言えば、
酸味が強いもの=「腐っている食べ物」を食べないように・・・という本能から。
また、苦味に関しては、
苦みがあるもの=「毒のあるもの」を食べないように・・・
という本能から来ていると言われているんです。
とはいえ、ピーマンやトマトが食べてはいけないものではありませんから、
成長と共に徐々に食べられるようになるでしょう。
また、味付けの仕方や調理方法でも、苦味や酸味を抑えることができるので、
徐々に慣れさせるということも必要かもしれませんね。
【理由②】子供の好き嫌いは環境によって左右されるから
小さな子供の場合、自分は特に嫌いというわけではないのに、
「お兄ちゃんが美味しくないと言っていたから」「お友達が嫌いなものだから」
などという理由でも、好き嫌いが出てしまうことがあります。
また、ママやパパがあまり好きではない食べ物だと、
食卓に出る回数が少なくなりますよね?!
このような理由でも「食べ慣れないから」と嫌いになってしまうことがあるそうです。
【理由③】食感や見た目が苦手だから
子供の場合、味そのものよりも「見た目」や「食感」が嫌という理由で
食べてくれないこともあるでしょう。
私の娘は、生野菜がとても嫌いで、
理由を聞くと「シャキシャキするのが嫌」と言っていたことがありました。
ほかにも「グニャ」っというお肉の食感が苦手、
「ドロ~」っとしたスープが苦手なんて言う子も聞いたことがあります。
また、見た目にもこだわりがある子が多いですよね。
私の娘は「緑色」が野菜を連想させるため、警戒心が強く、
それだけで食べてくれないことがありました。
食べてしまえば「美味しい」と分かるものもあるでしょうが、
緑色のものは「苦い」「まずい」などという先入観から拒否するケースもありますよね。
【理由④】食べにくいものも好き嫌いが出やすい
嚙み切れないお肉や小骨が多い魚なども、人によっては食べにくく、
面倒だから食べたくない・・・という好き嫌いの原因になることがあります。
子供の場合は、食べやすさも重要なんですね。
子供の好き嫌いを克服するには?おすすめの対処法4選!!
子供の好き嫌いを少しでも克服させるにはどうしたらいいでしょうか。
おすすめの対処法をご紹介します。
【対処法①】細かく刻んで食べやすく調理する
最も王道な対処法と言えますが、
野菜を細かく刻むなどして食べやすく調理する方法。
ハンバーグにしたり、コロッケにしたりと、
子供が好きなメニューの中に野菜を刻んで分からないようにして入れると、
すんなり食べてくれることがあります。
【対処法②】煮込んで食べやすく調理する
食感が硬くて食べにくいという場合は、煮込んでしまうのもおすすめ。
カレーや味噌汁の具にすることで、ニンジンや大根も柔らかくなるので
美味しく食べてくれることがあるでしょう。
また、カレーや味噌など濃い味付けだと、野菜特有の臭みがかき消されるので、
食べやすくなるというのもあるかもしれません。
ほかにも、
◎トマトは煮込むと酸味が抑えられる
◎ピーマンは繊維を切るように輪切りにカットすることで苦味が抑えられる
◎出汁、マヨネーズ、ごま油、バターなどの調味料で味付けする
◎パサパサする魚や肉はとろみをつける
などの工夫もおすすめです。
私の娘は、ごま油とツナをピーマンと一緒に炒めたら、
ピーマンを克服することができましたよ。
いわゆる、『無限ピーマン』ですね?!
またトマトも、生のトマトは苦手なので、
プチトマトにしてグニャっという食感を減らしたり、
トマト煮込みにして酸味を飛ばしたりして克服しました。
【対処法③】見た目を工夫する
子供の好き嫌い克服には見た目も重要!
かわいい盛り付けにするだけで、食事が楽しくなるので、
嫌いなものも気が付かずに食べてくれることがあります。
ピックや型抜きを使ってかわいくデコレーションするといいかもしれませんね。
【対処法④】子供が食べられたら褒める!
これまで嫌いで食べてくれなかった食事も、
子供が食べてくれたら「すごい!」「食べられたね」「えらいね~」と、
これでもかというほどに褒めてあげましょう。
そうすると、子供はとても得意げになり、
ママの喜ぶ顔が見たくてまた一口、もう一口・・・と食べ進めてくれます。
食べているうちに、子供も「あ、美味しいかも」「食べられるかも」と
思ってくれれば大成功ですね?!
まとめ
子供の好き嫌い克服は、永遠のテーマ。
しかし、子供は成長と共に味覚も変化します。
ママやパパがかつてそうであったように、
いつのまにか嫌いな食べ物が食べられるようになることも多いでしょう。
今は栄養の偏りが気になってしまうと思いますが、
少しでも食べられたら褒めるということを繰り返しながら、
成長を温かく見守ってくださいね。