幼稚園無償化で入園料は返ってくるの?その仕組みは?費用算出方法も含め詳しく紹介します!

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幼稚園無償化制度がスタートし

高額だった幼稚園の入園料や保育料の負担が大幅に減りましたよね。

入園料も無償化の対象ですが、返ってくるものだと誤解をしているママも多い様子。

 

実は月額保育料と入園料を合算し、そこから無償化上限額と比較するので、

返ってくる・・・というシステムではないんです!

今回はそんな幼稚園無償化に伴う入園料について詳しくご紹介します。

 

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幼稚園無償化は入園料も対象だけど必ずしも返金されるわけじゃない?!

幼稚園無償化の対象となるのは、保育料と入園料。

入園料というのは、願書を提出しに行く際に一緒に支払うお金ですから、

無償化と聞くと、後日全額返金されるのでは?と思う方も多いようですね。

 

しかし、この無償化制度は、私立幼稚園の場合は「実質無償化」という意味合いが強く、

全額無償となるケースはごく稀なんです。

実際、私の娘が通っていた幼稚園も無償化の上限額をオーバーしていたため、

結果的に毎月数千円は支払いが発生していました。

 

この無償化の対象額を算出するためには、入園料単体で考えるのではなく、

月額の保育料と合わせて考えます。

無償化の上限額は25,700円ですから、それを超えなければ返金されますし、

超えれば自己負担があるということです。

必ずしも入園料が戻ってくるというわけではないので、注意してくださいね。

 

幼稚園無償化の入園料は必ず返金されるわけじゃない?その算出方法とは?!

幼稚園無償化の上限額は25,700円です。

この上限を超えているか、いないかで返金があるかないかが分かります。

以下を参考にその算出方法を見ていきましょう。

 

入園料が返金されない場合

 

たとえば・・・

入園料60,000円

保育料30,000円(月額)だった場合。

 

まずは入園料の60,000円を月額に換算します。

すると、入園料60,000円÷12ヶ月=5,000円(月額)ですよね。

 

これに月額で支払う保育料30,000円を加えると、30,000円+5,000円=35,000円です。

この35,000円が、無償化の対象経費額となります。

 

おわかりのように、35,000円はすでに上限額を超えてしまっていますから、

この場合入園料は無償化対象外なので返金はありません。

 

月額の保育料に関しては、30,000円-25,700円=4,300円が自己負担額となります。

 

おそらくこの4,300円に加え、バス代や給食費、施設利用費などがプラスされますから、

もう少し幼稚園へ支払う額は増えると考えるといいでしょう。

 

入園料が返金される場合

 

以下のような場合は、入園料の返金があります。

保育料が20,000円、入園料が72,000円だった場合です。

 

先程同様に入園料の72,000円を月額に換算します。

すると、入園料72,000円÷12ヶ月=6,000円(月額)ですよね。

 

これに月額で支払う保育料20,000円を加えると、20,000円+6,000円=26,000円です。

 

この場合、無償化の上限額25,700円を下回っていますから、入園料が返金されます。

返金される場合は、入園手続き後の5月頃に幼稚園から返金されるか、

年度末にまとめて返金されるでしょう。

気になる場合は幼稚園に問い合わせておくと安心ですよ!

 

ちなみに、このようなケースだと月額の保育料も上限以下ですから、全額無償となります。

ただし、保育料以外のバス代や給食費などは自己負担なので、

そちらは毎月幼稚園への支払いが必要です。

 

無償化で必ず返金されるお金もある!それは「預かり保育料」

幼稚園に通わせている働くママの場合、預かり保育を利用する方も多いですよね。

幼稚園の降園後、園で引き続き子どもを預かってくれる制度です。

私の娘も3年間利用していました。

 

園によって費用は異なりますが、娘が通っていた園では1時間200円で利用ができ、

事前にチケットを購入して利用するようなシステムでした。

この預かり保育も、幼稚園無償化の対象となります。

 

預かり保育の無償化対象となるのは、働くママの中でも保育の必要性が高いと認められた人のみ!

一般的に「2号認定」などと言われ、事前手続きが必要です。

 

2号認定を受けるには?

 

働くママの誰もが受けられるわけではなく、

月に64時間以上の就労が証明された場合にのみ受けられる制度です。

具体的に言うと、1日あたり4時間・週4日勤務で受けることができるので、

パートをしているママでも OK。

 

ただし、お住いの地域によって2号認定のルールが異なりますので、

事前に役所などに問い合わせておいてくださいね。

 

また、2号認定を受けるには、職場にその証明となる就労証明書を記載してもらう必要があります。

少々面倒ですが、働くママなら絶対認定を受けておいた方がいいので、

必ず手続きは済ませておくようにしましょう。

 

預かり保育無償化の上限はいくら?どのくらい返金されるの?

 

預かり保育料の無償化は、日額450円(最大月額11,300円まで)が対象です。

わが家の場合、毎日3時間預かり保育を利用していたので、

一日あたり200円×3時間=600円の負担でした。

 

これが日額で言えば、600円-450円=150円の負担で済むので、

全額無償化ではないものの、とっても楽になったんです!

 

パートをしているママとしては、この毎日の数百円が非常にありがたいんですよね。

ただし、預かり保育の場合は月額の保育料と違って「差額」を支払うわけではありません。

あくまで利用した額が後日戻って来るという仕組みなので、注意しましょう。

 

預かり保育の場合の返金方法は?

 

預かり保育の場合は一度支払った預かり保育料が返ってくるという仕組みです。

この場合は、入園料と違って3ヶ月分まとめて精算→後日返金(指定口座に振込)となります。

 

娘の通っていた幼稚園では、書面で3ヶ月分の利用料を算出してもらい、

明細を確認した後、私の承認印を押してから幼稚園に提出。

その後、幼稚園から市へ申請をして指定口座に返金される・・・というような流れでした。

 

3ヶ月に一度はそのやり取りをしなければならないので、

ちょっと面倒に感じますが、まとまった費用が戻ってくるのは嬉しかったですね。

 

幼稚園無償化で入園料は返ってくる?まとめ

幼稚園無償化がスタートして数年が経ちましたが、

やはり無償化制度があったほうが私立幼稚園に通うママの負担が減り、

家計もすごく助かったような気がします。

特に預かり保育料も無償化対象になるというのは、働くママにとって嬉しいですよね!

 

手続きなど少し面倒だったりややこしかったりするので、

不明な点はすぐに幼稚園の担当者に聞いてみるといいと思いますよ。

 

受けられる制度はしっかり受け、子育てにかかる費用負担を少しでも軽くしましょう。

浮いたお金を貯金したり、他の教育費用に回したりと有効活用してくださいね。

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