小学2年生になると始まる九九。
九九が覚えられなくて算数を嫌いになってしまわないよう、
早めに覚えさせるのがおすすめです。
そこで今回は、算数苦手な私がやった小学生に九九を覚えさせる方法についてご紹介。
九九表を読ませたり、歌やリズムにのって覚えたりして楽しく勉強してくださいね。
九九は覚えてしまえば簡単に問題を解くことができますから、
子供に合った方法で覚えさせるようにしてください。
小学2年生から始まる九九は先取り学習がおすすめ?!
小学2年生の2学期になると始まる九九。
ママやパパの中にも、暗記が苦手で苦戦したという方もいるのではないでしょうか。
九九は、たし算ひき算と並び算数のベースとなる要素ですから、
しっかりマスターすることが必要ですね。
実際に学校で九九の授業が始まるのは2年生の2学期からですが、
できれば1年生から徐々に先取り学習をさせるのがおすすめです。
遅くとも、2年生の夏休みまでに終わらせておくのがいいと思います。
では、なぜわざわざ早くから九九の学習に取り組んだ方がいいのでしょうか。
その理由を次節で詳しくご紹介します。
九九は先取り学習した方がいい その理由とは?!
小学2年生の2学期からスタートする九九ですが、
私は先輩ママから言われて小学1年生から徐々に覚えさせていました。
それは一体なぜなのか、その理由を見ていきましょう。
【理由①】ただ暗記するだけだから
九九というのは、ただひたすら計算式を覚えるだけですよね?!
暗記するだけなら、まだ知識のない小学1年生からでも充分可能です。
むしろ、「九九」という学習が本格スタートする前に取り組んでおいた方が、
絶対に覚えなきゃ!というプレッシャーがないので、楽しく学べるはずです。
勉強嫌いな子ほど、早くからやらせるのがいいんですよ。
【理由②】暗記すれば誰でも解けるから
繰り返しになりますが、暗記をするだけの九九は覚えてしまえば誰でも解けます。
シンプルな計算であれば、小学1年生の子にも解けてしまうのです。
それは子供の自信にもつながっていきますよね。
実際、私の娘も5の段まで1年生で暗記できたので、
問題をいくつか出したところ全て解くことができました。
「100点をとれた!」
「2年生の問題も簡単にできた!」
という成功体験は、娘の自信と意欲につながったと思います。
【理由③】覚えていれば九九の学習がスムーズになるから
今はまだ習っていない九九でも、近い将来必ず学ぶことになりますから
今のうちに覚えておけば授業にもスムーズに入って行けますよね。
「あ、知ってる!」「分かる!」という子供の喜びは、学習面において何よりも大切なこと。
最近は早くから九九を言える子も多いようなので、
わが子だけができなくて自信を失くしてしまうより
早めにやっておいた方がいいなと実感しました。
算数苦手なママも実践!小学生に九九を暗記させる6つのコツ
暗記させるだけと言っても、覚えるのが苦手な子には
九九の暗記も負担になってしまいますよね。
具体的にどうしたら小学生に九九を覚えさせることができるでしょうか。
子供の頃から算数がとても苦手だった私が実践した
九九を覚える方法についてご紹介しますね。
【コツ①】九九表をお風呂とリビングに貼る
まず私が取り組んだのは九九の表を壁に貼ること。
一つはお風呂に、もう一つは自作してリビングの壁に貼りました。
これでお風呂に入っているときに親子で九九の問題を出すことができ、
忙しい毎日でも隙間時間に勉強させることができます。
リビングは子供の目にとまりやすい場所に貼ることで、
九九を覚えることを忘れないようにする「意識付け」ができます。
うちの娘は気が向くと、リビングの壁の表を見ながら「ににんがし・・・」と
ブツブツ言っているので多少は効果があるのかなと思います。
【コツ②】九九表は自分で作らせる
わが家のお風呂場に貼られている九九表は市販の防水タイプのものですが、
リビングに貼ってあるもう一つの九九表は私が自分で作りました。
作る際は、もちろん子供に解かせながら作る訳です。
1×1=
1×2=
・・・というように、式だけ私が書き、娘に答えの部分を書かせました。
すると、苦手な段が一目瞭然!
ママが子供を把握するためにも、九九表を自作し問題を解かせてみるといいと思います。
【コツ③】かけ算の意味を教える
ただ暗記するだけではなく、かけ算の意味を教えるのも大事です。
「2×3は、2が3つあるということなんだよ・・・」と教え、
イラストで表してあげるといいと思います。
リンゴが2つ入ったカゴを、3つ描くような感じですね。
すると、かけ算の暗唱に行き詰ったときに、「
2が3個あるから・・・」と自分で紙に書いて計算できるようになりました。
どうしても解けない問題は、こうやってイラストを使ってみると記憶に残りやすいですよ。
ほかにも、かけ算の仕組みを教えてあげるのもおすすめです。
「6×7=42」が分かっても、「6×8」が分からないときってありますよね?!
そんなときは、前の答えに6を足してごらん・・・と言ったら解けるようになりました。
ちょうど2年生の1学期でひっ算を習っているので、
「42+6」を導くやり方も算数の勉強になっていいと思います。
【コツ④】苦手な箇所を繰り返す
比較的1~5の段は覚えるのが早いですよね。
5の段なんて、時計を見なさいと言うと、娘はすぐに覚えましたよ。
しかし、6~9の段がなかなかスムーズに言えず、苦戦しているようでした。
そんなときは、とにかく「繰り返し」です。
何度も苦手な部分だけを繰り返します。
ひたすらお風呂で言わせたり、カードを使ったりしながら繰り返すことで、
だんだんと苦手な箇所が減って行ったように思います。
苦手が把握できたら、繰り返しそこだけ練習させてみましょう。
【コツ⑤】問題を出して定着を図る
なんとなく覚えてきたかな?と思ったら、
定期的に親子で問題を出し合い、定着を図りましょう。
出し合うと言うのがポイントです!
親子でそれぞれ紙に問題を10個書き、お互い交換します。
「よーいどん!」でスタート。
問題が解けたら、問題用紙を元に戻し、お互いに丸付けをし合います。
子供はリビングの九九表を見ながら採点してもOK。
問題を解いたり丸付けをしたりすることで、ゲーム感覚で楽しく覚えられるんですね?!
やはり子供には、ゲームのように一緒に楽しく!がいいですよね。
【コツ⑥】歌やリズムで覚えさせる
ジッと椅子に座って覚えるのが苦手な子は、
歌やリズムに合わせて九九を覚えるのもいいですよ。
私の娘はダンスや歌が好きなので、「いんいちが~いち!いんにが~にっ!」と
オリジナルの歌を歌って体を動かして覚えています。
実はこれ、「アクティブ暗記」と言って、本当にある方法なのだそうです。
体の筋肉を動かしながら暗記することで、脳が活性化され暗記しやすくなるのだとか・・・。
何より楽しく勉強できるので、小さな子供にはおすすめの方法かもしれませんね。
小学生に九九を覚えさせる方法は?まとめ
算数の勉強でつまずきやすいのは、2年生で登場する九九です。
ですが、九九は暗記すれば誰でも解ける問題なので
早くから取り組んでおいて損はありません。
今回ご紹介したように、なるべくなら2年生の夏休みまでに九九を暗記させ、
2学期の算数がスムーズに進めるようしっかり予習しておきましょう。
それには親子で楽しく覚えるのが一番!!
子供に合った方法で、九九の学習に取り組んでくださいね。