保育園激戦区に住んでいると、なかなか保育園に入れず、
仕方なく幼稚園を選ぶママもいますよね?!
しかし幼稚園は保育園に比べて降園時間が早い為、働きにくいという印象も。
そこで重要になるのが幼稚園選びです。
預かりサービスが充実した、働くママにも優しい園を選びましょう。
私もフルタイム勤務でしたが、なんとか娘を幼稚園に通わすことができましたよ。
そんな経験談を踏まえつつ、今回は働くママの幼稚園選びについて解説します。
幼稚園は働くママも歓迎!預かり保育をフル活用しよう!
働くママが子供を幼稚園に通わせるならば、預かり保育をフル活用するのがおすすめです。
預かり保育とは、幼稚園降園14時以降も、そのまま園内で子供を預かってくれるサービスのこと。
料金は保育料とは別にかかり、事前申請をして利用します。
ちなみに私の娘が通っていた幼稚園は、1時間200円。
事前にチケットを購入し、担任の先生に提出することで利用するような流れでした。
15時にはおやつも出るので、意外と子供は楽しみに通っていましたよ。
私は入園前まで、この預かり保育についてあまり知識がなかったのですが、
この制度を利用すればフルタイム勤務のママでも幼稚園に通わせることは可能です。
(実際、私はなんとか3年間やりきることができました)
働くママ=保育園という印象が強いですが、
もし幼稚園に通わせたい!通わせなければならない!という場合は、
預かり保育を活用し、上手に時間をやりくりしましょう。
働くママが幼稚園に子供を通わせるメリットはある?
そもそも、幼稚園と保育園はどんな違いがあるのでしょうか。
私の娘は、1歳~3歳まで保育園、4歳以降は幼稚園に通っていたのですが、
幼保どちらもそれぞれ違いがあるなと感じました。
ここでは、保育園と比較しながら実際に私が感じた幼稚園に行くメリットについてご紹介します。
あくまで一例ですので、参考程度に読んでみて下さいね。
【メリット①】小学校入学準備がしやすい
まず私が感じたのは、幼稚園だと小学校入学に向けて準備がしやすい点です。
これは、もともと保育園と幼稚園の位置づけに違いあるから仕方ないのですが、
保育園は児童福祉法に基づき、厚生労働省が管轄しています。
一方、幼稚園は教育基本法に基づき、文部科学省が管轄していて、
学校と同じ「教育施設」という位置づけなのです。
ですから、幼稚園では年少さんから年長さんに進むにつれ、
徐々に小学校進学に向け、様々なトレーニングが始まります。
たとえば、
・お昼ご飯を時間内に食べられる練習
・時間内にひとりでお着替えをする練習
・自分の持ち物を管理する練習
・時計や文字の練習
・人の話を聞く姿勢
など。
園によって違いがあるとは思いますが、ざっとこのような感じです。
ほかにも時間内に工作を完成させる力をつけさせたり、
集団で物事を考え、行動する力をつけさせたりする取り組みもあります。
最近では小学校でも行われる英語学習やなわとび、逆上がりの練習を
取り入れる幼稚園も多いですよね。
もちろん、保育園でもこのような取り組を行う園もありますから、
決して保育園卒だから劣るというわけではありません。
しかし、しっかり時間をかけてこれらの取り組みがされていると、
小学校に入ったときに子供も楽なので、幼稚園に通っていて良かったなと私は感じました。
【メリット②】小学校に入った時に友達が沢山いて安心できる
保育園の場合、近隣に住んでいるお友達だけではありませんよね。
特に待機児童が多い地域だと、第6希望まで書かされて、少し遠い保育園に通う子もいます。
そうなったとき、小学校の学区とは異なる場合も多く、
一緒に進学する子がいなくて寂しい想いをすることも・・・。
幼稚園の場合、学区内の園を選べば、ほとんどの子が同じ小学校へ行くので、
子供もママも安心です。
わが家の場合は、幼稚園の6割の子が同じ小学校に通うような状態だったので、
どこのクラスに行っても友達がいて、入学時の不安は一切なかったです。
【メリット③】課外活動が充実している
幼稚園だと課外活動と言って、園で行う習い事が豊富なのも特徴的ですよね。
体操教室やお絵かき教室、サッカーやダンスなど、様々な教室が曜日ごとにあるので、
預かり保育の一環としてその時間、子供を預けることができるのもメリットです。
わざわざ習い事の教室を探さなくてもいいですし、
子供もお友達と一緒に通える楽しみがあります。
園によっては、プール教室があり、バスで自宅まで送り届けてくれるところもありますから、
働くママにとってはありがたいですよね。
もちろん、保育園でも行っている園もありますが、認可保育園だとまだ少ない印象です。
そういった意味では幼稚園という選択も、意外と悪くないなと感じるかもしれませんね。
フルタイムワーママの私が幼稚園選びで気を付けたこと4つ
幼稚園でもうまくやりくりすれば、決して働くママの家庭でも
幼稚園に通えないわけではないのですが、注意したい点が4つだけあります。
幼稚園選びをする際は、下記のポイントに気を付けながら比較検討してみましょう。
【その①】預かり保育が充実しているか
私がまず幼稚園選びで気にしたことは、預かり保育の充実度です。
預かり保育を実施している園は、以前と比べて多くなってはいますが、問題なのが以下の2点。
・14時降園後に、何時まで預かり保育をしてくれるのか?
・夏休みや冬休み、春休みなど長期休みも行ってくれるか?
この2つは絶対おさえておくべきポイントです。
預かり保育が16時半までしかやっていない、長期休みはやっていない・・・
という園も意外とあるので、きちんと調べておくようにしましょう。
ちなみに私の娘が通っていた園は、朝も8時半から預かりをしてくれていました。
出勤時間が早いママは結構利用していましたよ!
【その②】働くママがいる割合がどのくらいか
働くママがその園にどれくらいいるのか、情報を仕入れておくのもおすすめです。
というのも、働くママがいない園だと、役員活動が大変だったり、
ママ同士のランチ会が頻繁に行われていたりするから。
基本的に預かり保育が充実している園は、働くママの割合も多いのですが、
念のため、入園を決める前に幼稚園側に聞いてみるといいと思います。
【その③】親が参加するイベントはどのくらいあるか
幼稚園の場合は、遠足や保育参観など、親子参加型のイベントが
平日に行われることがほとんどですから、働くママにとっては休みを取るのが大変ですよね。
このようなイベントの頻度も事前に確認しておくと安心ですよ。
娘の幼稚園の場合は、毎月1~2度は必ず親子イベントがありましたが、
たまたま私の職場の定休日である水曜日に行われることが多いと聞いたので、
入園を即決しました。
また、園側も「絶対参加ではない」と言ってくれていて、
仲の良いママに連れて行ってもらうなど協力しながら参加する人も多いという話だったので、
無理なく通えそうだなと思ったのを覚えています。
このような事前リサーチは必須ですから、気になったら幼稚園側に聞いておくといいですよ。
【その④】幼稚園と自宅・職場が近いか
幼稚園と自宅、職場、この3つの距離が近いことも必須ポイントでしょう。
というのも、いくら園バスが利用できても、
働くママの場合、ほとんどが預かり保育になるので、帰りのバスを利用しないからです。
利用料金が勿体ないですよね。
しかも、園バスの出発時間が遅いと、出勤時間に間に合わないこともあるので注意が必要です。
私の場合、この3つがそれぞれ自転車で10分程度の移動距離だったので、移動もスムーズ。
バスも利用しなくて済み、職場に迷惑をかける心配もなかったので助かりました。
雨など天候の悪い日もあるので、やはり近くで通いやすいのは大切だと思います。
まとめ
働くママでも、預かり保育が充実している園であれば、
基本的に幼稚園に子供を通わせることは可能です。
ただし、もしかしたら保育園よりは大変になるかもしれません。
しかし、それをカバーできるくらいのメリットも多いもの。
最近は、フルタイム勤務であれば預かり保育料も助成金対象になりますから、
ママの金銭的負担もグッと減ります。
どうしても保育園に入れない・事情があって幼稚園に入れたいという場合は、
働くママだからと諦めず、うまくやりくりする方法を考えてみてくださいね。