小学生の宿題で定番の「音読」。
上手な子もいれば何度読ませてもつっかえてしまう子もいますよね。
音読が苦手な子は、文章の切れ目を理解して読むことができないので、
文字をただ“読むだけ”になることが多いのです。
私の娘もそうでした・・・。
そこで私は4つの練習方法を試すことに。
「/」で文を区切らせたり句読点で間を開けたりしながら読ませたら、音読が速くなりました!
小学生のお子さんを持つママは試してみてくださいね。
音読が上手くなるおすすめは文の切れ目を理解することが大切!
小学生の場合(特に低学年)、まだ自分で本を読むことに慣れていないため、
ただ「字」を追っているだけの子も多いですよね。
私の娘も、まるでロボットのように音読をするので、
読み終わった後に「どんなお話だった?」と聞いても「わかんな~い」という具合でした。
これでは音読の意味が全くありませんね・・・。
そこで私自身が、娘に本を読み聞かせる際に
どのような点に気を付けて読んでいるかを考えてみました。
すると、音読がスラスラできるには
「文の切れ目」を理解することが大切であることに気が付いたんです!
そう。文の切れ目を理解すれば自然とスラスラと読み進めることができるんですね。
ではなぜ、音読が上手くなるのと、文の切れ目を理解することが関係しているのか?
その理由について次節で詳しくご紹介します。
音読のおすすめ「文の切れ目を理解する」はなぜ大切なの?
そもそも音読とは文章を声に出して読むことですが、
それと文の切れ目を理解することとどんな関係があるのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
意味のある言葉を読ませるため
音読が苦手な小学生は、読ませてみると変な場所で区切りますよね。
区切る場所がわからないので、言葉の意味も理解できません。
ですから、イントネーションがおかしかったり、
私の娘のようにロボットのような単調な読み方になったりします。
それを改善するには、文の切れ目を意識し、正しい場所で区切って読み進めることです。
正しい場所で文章を区切れるようになると、
意味のある言葉の塊がまるで浮き上がってくるように見えてくるはず。
すると、言葉の意味、文章の意味を理解しながら読むことができるので、
変な場所で区切ったり変なイントネーションになったりしないんです!
感情を込めて音読させるため
文の切れ目がわかってくると、
自然と文章の意味も読んでいて理解できるようになりますよね。
そうすれば、機械的な音読ではなく、気持ちを込めた音読をすることができるでしょう。
悲しい場面では悲しそうに。
楽しそうな場面では楽しそうに。
聞いている側が場面をイメージしやすくなるような、そんな音読ができるようになりますよ。
小学生が音読を上手く読めるようになる4つのおすすめトレーニング方法とは?
では実際に、どうやって文の切れ目を子供に理解させたら良いでしょうか?
その練習方法についてご紹介します。
これをマスターすれば、音読もスラスラ~と得意になるはずですよ。
【練習方法①】短い文からチャレンジする
まずは詩など短い文章からチャレンジしましょう。
音読が嫌いな子にとって長い文章は、ただ圧倒されてしまうだけ。
見ただけでウンザリ・・・というようになってしまうので、
まずは短い文章から練習し、自信をつけてもらうといいですよ。
わが家では、学校で配られた音読用の詩集を使って練習しました。
詩だと、文章の切れ目ごとにスペースが空いているので、
小学生の子供でも区切って読みやすくなっています。
全体の文字数も短いので、抵抗なく読んでくれると思いますよ。
【練習方法②】句読点は間を空けて読む
句読点がある文章では、必ず「間」を空けて読むように教えましょう。
私の場合ですが、
「、」なら心の中で「うん」と言う。
「。」なら心の中で「うん、うん」と言う。
と教えました。
すると、なんでもかんでも続けて読んでいた娘も、上手に間を空けて読むようになり、
それに合わせるようにゆっくり丁寧に読むようになりましたよ。
自分の中でペースを作って読むと上手になるかもしれませんね。
【練習方法③】長文は「/」を入れて区切る
短い文章ならこれまでご紹介したようなやり方だけで練習すれば問題ありませんが、
長文となると話は別です。
音読が苦手な子の場合、長文を見るだけでノックアウトされてしまうから。
私が娘にやらせてみたのは、文章の区切りで「/」を入れていくことです。
たとえば…
「私は、昨日公園へ行ってお父さんと遊びました。」という一文ならば、
「私は、/昨日/公園へ行って/お父さんと/遊びました。」というように。
まずは「/」を書かせてから音読する・・・というように練習すると、
ただ文章を読むよりもずっと意味を理解して読み進めることができるので、
音読もつっかえずに上手に読むことができます。
実はこれって、音読の練習でもあるけれど読解力を身に付ける術でもあると思うんですよね。
私の娘は音読をするときに、ただ字面を追うだけなので、
読んだ後に文章の内容を聞いても「???」という感じでしたが、
「/」を入れることで意味を理解しながら読むことができるので、同時に読解力もつくんです。
娘が言うには、「文字が浮き上がって見えるようだ」とのこと。
視覚的に捉えることができるので、より音読もスムーズに。
文章の理解度も付き、一石二鳥の練習方法だと思います。
【練習方法④】文章の意味がわかったら感情を込める
文の区切り目がわかり、文章の内容を把握できたら、次は感情を込めて読んでみましょう。
たとえば「」の付いているような会話の文章は、その人の気持ちになって読みます。
幼稚園の生活発表会でやった劇のように・・・と言うと、娘には通じやすかったです。
「こら!そんなことしてはダメじゃないか!」と、お父さんが言いました。
という文章であれば、怒っているお父さんになりきって音読するということです。
小学生でも低学年くらいならまだやってくれるかもしれませんが、
高学年になるにつれて恥ずかしさも出てきてしまうでしょう。
だからこそ、低学年のうちからクセ付けておくといいと思いますよ。
小学生が音読をスラスラ読めるようになるおすすめトレーニング方法とは?まとめ
今回ご紹介したように、
小学生のうちから音読のコツをしっかりマスターしてスラスラ読めるようになっておくと、
音読だけでなく黙読もスラスラと速く読むことができます。
ポイントは、ただ読むのではなく、意味を理解しながら=読解しながら読むということ。
音読が上手になっていくと、自然と国語力も伸びていくので、
ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。