子供が小さい頃は、食事をしっかり食べてくれなかったり、
日によって食べムラがあったりしますよね。
ちゃんと食べないと体を壊してしまうのでは?と不安になるママもいるでしょう。
なぜ子供は食事をしっかり食べてくれないのでしょうか?
今回は幼児期の子供が食事を食べない理由と対処法についてご紹介します。
子供が食事を食べないけど大丈夫?
子供があまりに食べてくれないと、
成長に影響が出てしまうのではないか?
免疫力が低下して風邪を引きやすくなるのでは?
などと心配になってしまいますよね。
しかし、子供も人間ですから、お腹が空けば食事をしますし、
食に興味を持てるようになれば自然と食べることを楽しむようになるものです。
幼いころは、食事よりも遊びやテレビなど、夢中になるものがあるので、
どうしても気持ちがいってしまいがち。
無理に食べさせるよりは、温かく見守ることも必要でしょう。
ただし、体重が激しく減る・成長曲線が横ばいのままが続くという場合は、
一度かかりつけ医に相談してみるといいかもしれません。
子供が食事を食べない5つの理由とは?!
ではなぜ小さい子供は食事を食べてくれないのでしょうか?
また、食べたり食べなかったり、日によって食べる量が変わるのでしょうか?
その理由を探ってみたいと思います。
【理由①】食事以外のことに気を取られている
小さな子供の場合、先述したようにテレビに夢中だったり、
遊びに夢中だったりして、食事に興味を示さないことがあります。
これは成長と共に、少しずつ食べる楽しさを知ることで改善されていくものですから、
あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
【理由②】お腹が空いていない
おやつの食べ過ぎや、生活リズムが崩れていると、
お腹が空いておらず、食事を食べてくれないこともあります。
大人も、つい寝過ぎてしまった時などは、体を動かしていないせいか、
あまりお腹が空きませんよね。
子供も同じで、生活リズムの乱れが
食事のリズムに影響を与えることがあるので注意しましょう。
【理由③】そもそも量が多すぎる
「うちの子、いつも食事を残すのよね」「せっかく作ったのに完食してくれなくて困る」
なんて思っているママ。
もしかしたら、そもそも与える量が多すぎているかもしれませんよ?!
適量が分からない場合は、まず今よりも食事の量を減らしてみて
様子を見るといいかもしれません。
【理由④】味付けが苦手
食事を残したり、食べてくれなかったりするのは、
好き嫌いが出てきた証拠かもしれませんね。
子供は徐々に自我が芽生え始めます。
離乳食の時はパクパク食べてくれていた野菜も、いつの間にか食べてくれなくなることも。
それは、見た目や味が苦手だったり、食感が嫌いだったり・・・と様々な理由があります。
食事を出してみて、どんな料理なら進んで食べくれるのか、
何が嫌で食べてくれないのかをよく観察してみるといいでしょう。
子供の嫌いな物や好きな物がなんとなく分かれば、ママも対策がしやすいですね。
【理由⑤】食事に興味がない
食べることそのものに興味がない子もいるでしょう。
好き嫌いに関わらず、おやつなどのお菓子も特に興味がないという子もいるかもしれません。
大人でも時々いますが、食事をとることが面倒だったり、
食事の時間が嫌いだったり、その原因は様々ですよね。
子供も、食べることに無関心なため、食欲が湧かないという子もいるようです。
絵本などを通じて、食べ物について興味を持つよう促したり、
美味しそうにママが食べるようにしたりと、食への関心を高めてみるといいかもしれません。
私の娘は、トマトとキュウリを自宅で育てるようになってから、食べ物への関心が深まりました。
「食育」をすることはとても大切なことなんだと改めて感じる瞬間でしたよ。
子供が食事を食べないときの対処法
子供が食事を食べてくれなかったとしても、
順調に成長しているようであればあまり神経質になる必要はありません。
とはいえ、せっかく作るママの手料理です。
少しでも子供に食事を楽しんでもらうために、今からできる対処法をご紹介します。
【対処法①】食事の時間はテレビを消そう
食事以外のことに気持ちが行ってしまうようなら、
テレビを消し、おもちゃも視界に入らないよう片付けてしまいましょう。
食事に集中し、「美味しいね」とママとの会話を楽しむ時間にできるといいですね。
【対処法②】生活リズムを整えよう
お腹が空くように、体内時計を整えてあげるのも大切です。
朝7時に起きて、朝ごはんを食べ、午前中はお散歩や公園遊びなどで体を動かせば、
自然とお昼にお腹が空くものです。
適度に運動をし、早寝早起きの生活リズムを整えることで、
食生活も自然とリズムが作られることでしょう。
【対処法③】食べなくても怒りすぎないで
食事に興味がなかったり好き嫌いが激しかったりする子供に対し、
「食べなさい」「食べなきゃダメでしょう」など、きつくり過ぎると、
かえって食事の時間が憂鬱になるものです。
ますます食べてくれなくなるでしょう。
逆に、「今日は昨日よりたくさん食べられたね」「今日は苦手なお野菜も食べられたね」と
褒めてあげれば子供は喜びますから、徐々に食事が楽しくなると思います。
また、どうしても食べて欲しい・・・というときは、「食べなさい」という命令口調ではなく、
「ママが一生懸命作ったから、一口だけでも食べて欲しいな」「食べてくれると嬉しいな」と
ママの気持ちを伝えてあげるといいかもしれません。
命令口調で怒ってしまうと、子供は余計にママ怖い!食べたくない!・・・
と拒否反応を示してしまうので気を付けてくださいね。
まとめ
子供がしっかり食事をとらないと、ママは心配になってしまうもの。
特に周りの子供と成長具合を比べてしまうと、余計に焦ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、食事の量や、食事に対する関心度は、子供によって個人差があるもの。
成長に伴い、徐々に改善されていく面も多いので、
今はグッとこらえて温かく見守るようにしましょう。
私も、食べないわが子に「食べなさい」とプレッシャーをかけてしまったことで、
余計に食卓から遠ざかってしまったことがありました。
ママが美味しそうに食べる様子を見ていると、子供も気になって寄ってきてくれるはず。
ママは無理強いをせず、子供の成長を待つ勇気を持ってくださいね。