七五三の着物は、誰か親戚や知人の子供がいればお下がりとして活用できるのですが、
意外とそう上手くいかず、結局はタンスの奥にしまったまま。
着物はきちんと手入れをしないとシミやカビが発生する可能性もあるので、
保管するのも大変ですよね。
そんな七五三の使わなくなった着物は、リメイクでまた生き返らせるのがおすすめ。
そこで今回は、大切な思い出をそのままに、
別の形で活用できるリメイクアイデアについてご紹介します。
七五三の使わなくなった着物はリメイクしよう
七五三で着用した着物、皆さんはどのように保管されていますか?
着物って、普段から扱い慣れていないので、扱いに困ってしまうママも多いですよね。
私も3歳で娘が着た着物を、どう保管していいのかもわからず、
結局実家に送り返し、クリーニングから保管まで任せてしまいました。
しかし、洋服と違って高価な着物。
せっかくの着物をそのまま保管しているだけではなんだかもったいないですよね。
そんなときにおすすめなのが、着物のリメイク!
使わなくなった着物を生まれ変わらせることで、
思い出も色あせず、大切にすることができますよ。
使わなくなった七五三の着物をリメイクした方がいい理由?
使わなくなった七五三の着物。
なぜ保管するのではなく、捨てるわけでもなくリメイクするのがおすすめなのでしょうか。
まずはその理由からご紹介しましょう。
思い出を取っておけるから
着物のリメイクについて私が知ったのは、友人の話から。
おばあちゃんが丁寧に繕ってくれた七五三の着物を、どうしても捨てられず、
かと言って保管する場所もなかった友人は、思い切って「リメイク」を思いついたそうです。
最近、使わなくなったランドセルのリメイクもトレンドですよね。
どうやら友人はそこからヒントを得たのだそうです。
亡くなったおばあちゃんとの思い出を、
そのままタンスの奥にしまっておくのは嫌だな・・・と思ったのでしょうね。
大事な思い出が色あせず、大切に取っておけるというのはリメイクの醍醐味と言えます。
着物は質も良いから
昔の着物は仕立てが良く、生地そのものの質も良いですから
リメイクするには十分なポテンシャルを秘めています。
友人は、おしゃれなクラッチバッグにしていましたが、
とても品が良く高級感のあるバッグに仕上がっていましたよ。
「それ、どこのブランド?」とよく周りからも聞かれるそうです。
質も良く品の良い着物ならではの良さと言えるかもしれません。
保管が大変だから
着物はずっと湿気の多いタンスで保管していると、
虫食いや湿気によるカビ、シミなどが発生する危険があるため、
定期的に広げて干すなどこまめなお手入れが必要です。
「大切に取っておこう」なんて言っていると、すっかり忘れて着物を傷めてしまうことも・・・。
また、最近の住宅は洋服を収納することを前提として作られていますから、
意外と着物を丁寧に保管できるスペースがないんですよね。
そういった意味でも、もう着る予定がない使わなくなった着物は、
傷んでしまう前にリメイクするのがいいかもしれません。
不要な七五三の着物のリメイク方法?アイデアを一挙ご紹介
では実際に、どのようなものに生まれ変わらせることができるのでしょうか?
使わなくなった着物のリメイクアイデア集をご紹介します。
裁縫が得意なママは、自分でミシンを使ってリメイクをしてもいいですが、
苦手な方はリメイク専門店に依頼するのがおすすめです。
【リメイクアイデア①】袱紗(ふくさ)
これはママ友が実際にやっていたのですが、娘が大きくなったときに使えるように・・・と、
七五三で娘が着ていた着物を袱紗にリメイクしていました。
厚紙と接着芯さえあればできるので、不器用なママでもわざわざ費用をかけなくても
自分でリメイクすることが可能だそうです。
袱紗で使用する面積はさほど大きくないので、着物のどの部分を使うか、
あらかじめイメージしてから裁断するといいそうです。
私もチャレンジしてみようかな・・・と考えています。
【リメイクアイデア②】バッグ
私の友人のようにクラッチバッグやトートバッグにアレンジするのもおすすめです。
着物で作るバッグというと、和装でなければ似合わないイメージですが、
意外と普通のワンピースやデニムスタイルでも似合います。
現代風に見せるアレンジをするために、パールやレースなどをあしらうのも素敵ですよね。
着物の生地は耐久性も抜群ですから、バッグのリメイクでも問題なく使えるそうですよ。
【リメイクアイデア③】お財布
シンプルに長財布やがま口財布を作るのもいいと思います。
カードケースなどを作っても素敵ですよね。
お財布の場合も袱紗と同じで、使う生地自体が少なく済みますから、シミがある着物でも大丈夫。
捨てずにリメイクできたら、大事な思い出も肌身離さず持っていられますね。
【リメイクアイデア④】人形の洋服
袱紗を作ったママ友が、
余った着物で娘が大事にしている人形の洋服を作ってあげたのだそうです。
娘さんも大喜び!
おままごとで使っていると遊びに来たお友達が気に入って、
何度も着せ替えを楽しんでくれたと話していました。
【リメイクアイデア⑤】ブックカバー
本好きな方は、着物でブックカバーを作るのもおすすめです。
若い世代は電子書籍が主流ですが、やはりまだ本は紙タイプを好む方も多いはず。
両親へのプレゼントにすると喜ばれるかもしれませんよね。
「あ、これは七五三のときの着物だ」なんて気が付いてくれたら、
そのときの懐かしい話に花が咲くことでしょう。
七五三の使わなくなった着物はリメイクをしよう!まとめ
いかがでしたか?
ただ仕舞っておくよりも、新たな命を宿らせてあげる方が着物もきっと喜んでいるはずですよね。
「あ~もうシミが出来ちゃった」と安易に捨てるのではなく、
また活用方法を見つけてあげると、大事な思い出も蘇らせることができるでしょう。
特に昔の着物は質が良いですから、次の使い道があっても大丈夫。
リユース、リサイクル・・・といったSDGsの考え方が浸透してきた今だからこそ、
物を大事にし、古き良き思い出を大切に残していきましょう。