人見知りが激しい子の場合、ママ以外は一切受け付けない子も多いですよね。
いざ職場復帰を果たそうと思っていても、保育園に預けることが難しいことも・・・
しかし、子供は成長と共に少しずつ変わっていくもの。
「うちの子は人見知りだから無理」と働くことを諦めず、
先生と相談しながら無理なく慣らし保育を進めていきましょう。
今回は、極度の人見知りだった娘が保育園に慣れるまでに
私がやっていた対処法をご紹介します。
子供の人見知りは改善されるから悩まないで
人見知りが激しい子を持つと、どこへ行っても誰と会わせても、
不安で泣きだしてしまうので、ママはとても大変ですよね?!
私の娘もかなりの人見知りで、生後4ヶ月頃から徐々に始まり、1歳を過ぎた頃はピークに。
パパはもちろん、祖父母も受け付けず、
私が体調を崩した時に預け先がないと悩んだことがありました。
保育園に入れた当初も、慣らし保育中ずっと泣いていたようで、目は腫れ、声も枯れていて、
お迎えに行った頃には疲れて呆然としているような状態でした。
園長先生からも「長年この仕事をやってきて、こんなに慣れなかった子は初めてよ」
と言われたほど。
しかし、子供の人見知りは、大人と違って成長と共に改善されることも多いもの。
実際、私の娘は今小学1年になりますが、お友達も積極的に作り、楽しく学校に通っています。
人見知りが嘘のよう・・・。
習い事もダンスをしていますが、大勢の前で踊る姿を見るたびに、
あの日々は何だったんだろう・・・と思うほどです。
ですから、今たとえ子供が保育園に慣れなくても大丈夫!
必ず子供なりに答えを見つけて、成長してくれる日が来ますから、
焦らずゆっくりとその成長を見守っていきましょう。
決して仕事を辞めたり、保育園を辞めたりしないでくださいね。
子供の人見知りがひどい理由と保育園に慣れない原因は?
先ほどもお伝えしたとおり、子供の人見知りは大人のものとは全く別の理由があると言います。
一体なぜ人見知りをするのか?
そして保育園に慣れない理由とはどんなことが考えられるのか?
それぞれについて見ていきたいと思います。
子供の人見知りは不安や恐怖心
子供の人見知りは、ほとんどの場合、不安や恐怖心から来ると言われています。
ママ以外の人や初めて行く場所に対して警戒心が強く、
「気になるけど怖い」という感情が働くようです。
よく人見知りの子は、じーっと見つめて来るわりに、
目を合わせようとするとサッと隠れたり視線を逸らしたりしますよね。
この行為も「近づきたいけど怖い」という気持ちが表れているのかもしれません。
ちなみに娘の場合は、保育園のお友達であっても、
突然ワーッと近くに来られるのが怖いようで、ビクッとして泣き出していました。
お友達は良かれと思って、登園した娘を迎えに来てくれたのに、
なんだか申し訳ない気持ちでしたね・・・。
保育園に慣れない理由は?
子供が保育園になかなか慣れないのには以下のような原因があります。
・ママと離れて寂しい、不安
・慣れない場所が怖い、不安
・先生や友達に慣れておらず、不安
など。
とにかく不安なんです!
大人だって知らない世界に突然放り込まれたら、絶対不安ですよね。
それと同じことを感じているのが子供。
ですから、この不安を取り除いてあげることが、慣らし保育を成功させる近道なんです。
ただし、上記以外にも、保育園の先生が怖いとか友達に意地悪をされた・・・
というケースもあると思います。
この場合は、先生や園長先生とよく相談して対処する必要があります。
私が人見知りのわが子と乗り切った対処法とは?!
あまりに泣いて保育園を嫌がる子供を預けて仕事に出かけるのは、
さすがにママも心が痛いですよね。
私も「ママのせいでつらい想いをさせているのかも」「辞めるべきかな」と悩みに悩みました。
毎朝のことですから、本当に心苦しいでしょう。
そんなとき一体どうやって乗り越えたら良いのか、実際に私が行った対処法をご紹介します。
子供はいつか必ずママと離れて集団生活を送る日が来ます。
それが「今」か「3年後」なのかの違いだけ。
そう思ったら、仕事をするチャンス・保育園に入れたチャンスを逃すのは勿体ないです。
以下を参考に、慣らし保育を乗り切る方法を試してみてください。
【対処法①】慣らし保育をゆっくり行う
人見知りがひどい子供の場合、人より慣れるまでに時間がかかりますから、
慣らし保育の日数を増やし、様子を見ながら時間を延ばしていきましょう。
私の娘の場合、慣らし保育一週間経過しても全くダメで、
お昼寝も食事もとれない状態だったため(おやつだけは食べたようです)、
先生と相談し、1ヶ月くらいは時短保育で様子をみることにしました。
しかし、そうこうしているうちに大型連休に突入。
せっかくお昼ご飯を食べられるようになったのに、
連休明けはまた振り出しに戻ってしまいました。
ところが、その後2週間経過したときに、先生の膝でお昼寝ができるようになり、
その後、大きなぬいぐるみの隣であれば、先生のトントンで眠れるようになったのです。
そこからどんどん慣れていき、毎朝別れるときに泣きはしますが、
数分後にはけろっとして、お友達と遊ぶようになったのだとか。
多少時間がかかっても、子供のペースを優先し、
根気よく慣らし保育をしてもらうようにしましょう。
保育園側ともよく相談し、無理のないやり方を見つけてみてくださいね。
【対処法②】ママが楽しそうに保育園へ行く
保育園は楽しいよ!先生はいい人だよ!ということを子供にアピールするために、
保育園に子供を連れて行く時は、笑顔で楽しそうに行きましょう。
そして、保育園に着いたら、先生に笑顔で話しかけます。
帰宅後は、保育園の話をいっぱいしましょう。
「今日はこんな遊びをしたんだね、いいなぁ~楽しそうだな~」と
連絡ノートを読みながら語りかけてあげてください。
たとえ1歳であっても、そんなママの表情を見れば、言葉がわからなくても理解できます。
子供が人見知りで慣れない、どうしよう・・・と、いつも不安そうな表情でいれば、
子供にも伝わってしまいますから、楽しそうに「笑顔」を心がけてくださいね。
【対処法③】子供と別れる時も笑顔でバイバイ
これは園長先生に言われたことですが、ママが心配症でなかなか子供と別れられないと、
子供もその不安を察してしまい、別れるのが嫌になってしまうそうです。
毎朝、泣いてしまうわが子を見るのはつらいですが、
別れ際こそ何倍もの笑顔で子供を預けて行きましょう。
【対処法④】先生を信頼する
先生を信頼し、子供を預けることはとても大切です。
「ママが大丈夫と言っているなら、安心できる人なんだ・・・」と子供なりに理解するからです。
私の娘の場合は、本当に手がかかったせいか、先生からとてもよく見てもらえました。
細かな成長も連絡ノートに書いてくれるので、私は先生たちを信頼し、
いつも相談して良かったなと思っています。
【対処法⑤】頑張ったわが子を褒める
お迎えに行ったら、頑張ったわが子を褒めましょう。
ぎゅっと抱きしめ、「頑張ったね~大好きだよ」と声かけしてください。
ママからの褒め言葉は、子供にとってパワーの源ですよ。
まとめ
人見知りというのは、決して悪いことではありません。
それだけママとそれ以外の人との区別もついて、賢い証拠。
また、人見知りなら、普段はママにベッタリなので、迷子になる心配もありません。
私はそんな風に捉えることで、人見知りが激しいわが子を愛おしく思うようにしていました。
ママが悩んでいるのとは裏腹に、子供は日々成長します。
私の娘は、3歳に卒園して幼稚園に転園したのですが、
卒園間際は、年下のお友達のお世話を率先してするような、リーダー的存在に。
幼稚園入園時も、ママと離れて泣く子が多い中、娘は立派に入園式に参加できていました。
子供を信じ、成長をじっと待つことも親としての役割なのだと感じます。
不安なことも多く、ママもつらいでしょうが、
必ず人見知りが改善する日がやってきますから、
焦らず諦めず、笑顔で子供をサポートしてあげてくださいね。