小学生から本格的な勉強が始まると、漢字や九九、英単語など暗記することがいっぱい。
苦手な子は何度覚えようとしても頭に入っていかず、苦労しますよね。
そこで今回は、私も実際に小学生の娘にやらせた暗記方法をご紹介。
暗記は「ただ覚えるだけ」ではなく、五感をフル活用して見て聞いて書いて想像して・・・
と体と頭を連動させることが大切なんです。
今回ご紹介した方法を参考に、効率よく暗記していきましょう。
小学生の暗記苦手克服には五感をフル活用させることが大切
小学生になると覚えることがいっぱいですよね。
私の娘は小学2年生ですが、漢字や九九など暗記ものが多くなってきて
苦戦しているのがわかります。
暗記って、苦手な子は苦手ですから、繰り返しやっても覚えることができないんですよね。
覚えられないとテストの点が悪くなり、自信を失います。
自信がないと、その教科が嫌いになり、興味を持てなくなるので
余計に暗記をするのが難しくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、小学生のうちから暗記の苦手を克服させることが大切!
それには、五感をフル活用するのがおすすめなんです。
「え?暗記って、ただ何度も書いて覚えればいいだけじゃないの?」と思っている方は要注意!
書くだけ・見るだけ・・・の暗記方法では、本当に覚えられていないんですよ。
ではどうして五感をフル活用すると、暗記しやすくなるのでしょうか?
ではその秘密を次節より、皆さんにこっそり教えますね。
なぜ五感をフル活用すると暗記しやすくなるの?
五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚という人間の感覚のことですよね。
これが暗記とどう結び付いているのでしょうか?
それは、複数の感覚を同時に刺激することで、より脳に記憶されやすくなるからです。
ただ書いて覚えるよりも、書きながら声に出した方が暗記しやすくなりますよね。
さらに、声に出して覚えるよりも、体を動かしリズミカルに歌ったり踊ったりした方が
暗記しやすくなります。
ほかにも、覚えたいものと別の何かを結び付け、
連想ゲームのようにイメージしながら覚えると記憶に残りやすくなるでしょう。
よく、この香水の匂いを嗅ぐと○○さんを思い出す・・・
という経験をしたことがあると思いますが、
それも自然と五感を使って記憶していたということ。
単に覚えようとするよりは、脳に強く残るのかもしれませんね。
小学生の娘とやった!五感をフル活用させる暗記方法4つ!
では早速、五感をフル活用した暗記方法をご紹介しましょう。
ここでご紹介するのは、実際に私が娘とやっている暗記方法です。
その子によって合う・合わないもあると思うので、まずは色々試してみてくださいね。
英単語は発音しながらイラストを見て覚える
私の娘の小学校は、低学年からGlobal Studyと言って、英語の授業があるので、
小学2年生でもある程度の英単語を知っておく必要があります。
そこでわが家が実践したのは、英単語のイラストを見せながら一緒に発音して覚えるという方法。
厚紙の表面に覚えさせたい英単語のイラスを描き、裏面にはスペルを書きます。
厚紙はカードゲームのカードくらいの大きさで OK。
たとえば、
「ウサギの絵」―「Rabbit」
「サルの絵」―「Monkey」
・・・というように。
動物、野菜、果物、色、職業、曜日、月の名前など、
色々なカードを作って試すと面白いですよ。
また、成長し学年が上がって、アルファベットが理解できるようになったら
裏面のスペルの方を見せて同じように発音して覚えさせるといいと思います。
とにかく声に出して聴覚を使い、イラストを見て視覚を使って暗記する
ということがポイントです。
歌って踊って暗記する
次におすすめなのが、歌って踊って体を使って暗記する方法です。
これは英単語でもOKですし、九九でも使えます。
YouTubeなどでも踊りながら暗記する動画があるので、
好きなものを流して見てみるといいですよ。
もちろん、子供が好きな歌を替え歌にしても OK。
聞きなれたリズムに乗れば、自然と体も動き、歌いながら覚えやすくなります。
わが家では、英単語の暗記に英語の歌を活用しています。
簡単な例でいえば、
「♪Good bye~Good bye~ See you again♪・・・」とカッコウの歌に合わせて、
右手や左手をバイバイと振りながら歌詞の意味を教えてあげると、
子供は「あ、これはサヨナラって意味なんだ。また会おうという意味なんだ!」と
シチュエーションになりきって覚えることができますよね。
体を使う・場面を想像する・口に出して歌う・・・という行為が、
より暗記しやすくしてくれるはずです。
歌の好きな子なら、きっと楽しくチャレンジしてくれるのでやってみてくださいね。
漢字は文章と紐づけて覚える
漢字の読み書きを覚えるときは、どうしても繰り返し「書く」だけになってしまいがち。
しかしこれだと、小学生の場合は「書く」という動作だけに集中してしまうので、
暗記することができません。
ではどうしたらいいのか?というと、
それは文章と紐づけ、イメージを膨らませて暗記すればいいんです。
たとえば、小学2年生で習う「園」という漢字。
この場合、漢字単体で覚えるよりも文章にして覚える方が暗記しやすくなります。
私の娘は例文をいくつか書き出して、
「公園に行った」「幼稚園の園長先生に会った」などのようにして暗記しています。
すると自然と、幼稚園の「園」の漢字だと言うことや、
どんなときに使われる漢字なのかということが分かるようになるんです。
文章を自分で作ると、その文章からイメージが頭の中で作り上げられるはずですから、
より記憶に残りやすくなりますね。
語呂合わせで覚える
語呂合わせで覚えることも効率の良い暗記方法の一つですよね。
わが家は九九の勉強のときに、苦手なところを語呂合わせで暗記しています。
たとえば、
8×8=64 「はっぱ64」と読みますから、「葉っぱが64枚」とイメージさせて覚えさせます。
ほかにも、2×3=6「にいさんが6人」とか2×2=4「ニンニン忍者が4人」とか
5×5=25「ゴーゴーと25台の車が走る」とか・・・。
少しユニークすぎる語呂合わせもありますが、色々考えてみると面白いかもしれませんよ。
ユニークすぎるくらいの方が小学生の子供は楽しんで覚えてくれるかもしれませんよね?!
小学生の暗記苦手克服する方法 まとめ
暗記する際は、今回ご紹介したように、
ただ読むだけ・・・ただ書くだけ・・・では NGです。
もっと強烈なインパクトを残すために、
リズムに乗ったり、変な語呂合わせで覚えたりすると楽しく愉快に覚えられますよ。
ただし、暗記の方法というのは人それぞれで、繰り返し書いて視覚的に覚える子もいれば、
声に出したり体を動かしたりした方が覚えやすい子もいます。
その子に合った暗記方法で、より楽しく効率良く学習していくことが大切です。
皆さんもぜひ、五感をフルに活用し、楽しい暗記方法を考えてみてくださいね。