小学生の通信簿、ある地域では「歩み」と呼ばれている通知表の保護者欄。
毎回、何を書こうか悩むママも多いのではないでしょうか。
小さな枠ではありますが、実は意外と重要!
通知表の保護者欄に学校と家庭との連携をするうえで必要な情報を盛り込めば、
より良い子供のサポートに繋がります。
家庭での様子などを伝えつつ、今後に活かす一文を加えるのが ◎!!
今回はそんな保護者欄の効率よく書くコツについて、現役ママが詳しくご紹介します。
小学生の通信簿の保護者欄は家庭の様子と今後に活かす一文を加えよう
小学生のママが毎回悩む通信簿の保護者欄。
小さな枠に、何を書けばいいのか、書くことなんてないな・・・
と悩んでしまうママも多いと思います。
私も実はその一人でした。
そんなとき、現役で学校の先生をしているママ友からアドバイスされたのが、
保護者欄には家庭での様子を書くことが大事ということ。
家庭での様子を保護者欄に記入し、
その上で今後に活かす課題や取り組みについて伝えるのが理想なんだとか。
そう、保護者欄に書く内容は、学校への要望やクレーム、子供の悪口ではありませんよ!
では一体なぜ、家庭での様子を書くことがそんなにも大事なことなのか?
その理由については、現役学校の先生であるママ友から聞いた内容を踏まえ、
次節で詳しく解説します。
なぜ小学生の通知表の保護者欄には家庭の様子を書いた方がいいの?
幼稚園に比べると先生との関わりが減る学校は、
家庭と学校との連携がより重要になっていきます。
これまで以上に子供の心も体も成長著しい学童期ですから、
より一層、家庭と学校とで連携をとってサポートしなければならないからです。
学校の先生には見えてない一面を家庭で見せているかもしれませんし、その逆も然り。
ですから、学校での様子を受け、「家庭では○○をして過ごしています」など、
家庭での様子についても先生に伝えておきましょう。
すると先生も「この子は家庭ではこのように頑張っているんだな」
ということを把握しやすくなります。
加えて、冒頭でもご紹介したように、今後に向けた課題についても書いておき、
学校と家庭で連携を取りながらサポートしていきましょう・・・
というママの気持ちを伝えるのがベスト。
これらのことは、子供をより良くサポートする上で必要な情報であるとともに、
保護者がいかに子供に興味、関心を抱いて見ているか?という点においても重要な情報です。
きっと先生も、「この家庭では子供の様子をしっかり見ているな」とか
「親子での会話がよくされているんだな」ということが分かると思います。
もしかしたらそれによって、先生も気を引き締めて
細やかなサポートをしてくれるかもしれませんよね。
現役ママもやっている!要点をまとめて効率よく保護者欄を書くコツとは?
日ごろから文章を書くのが苦手なママにとっては、
あんなに小さな枠に何を書けばいいのやら悩んでしまいますよね。
「1学期より成績が良くなってよかったです。今後もよろしくお願いします。」だけでは、
なんだか手抜きのような気もしますし、かと言ってダラダラ~と書くのも枠内におさまらないし、
まとまりのない印象を与えてしまいます。
どうしたら要点をまとめて効率よく保護者欄を書くことができるのでしょうか?
これは実際に小学2年生のママである私がやっているコメント欄を書くときのコツをご紹介します。
構成のテンプレートを用意する
別のメモ用紙でも頭の中でも何でもいいですが、まずはざっくりとした構成を考えます。
これをテンプレート化すれば、次回からも大体似たような構成で書き進められるので
悩む必要がなくなりますよ。
構成例としては以下のようなイメージです。
【1学期を振り返りつつ書く場合・・・】
- 1学期の子供の様子
- 夏休みの様子
- 2学期に向けての目標や課題点など
- 「よろしくお願いします」でまとめ
【先生の通信欄や通信簿の評価を受けて書く場合・・・」
- 先生の評価を受けてママが感じたこと
- 家庭での子供の様子
- 2学期に向けての目標や課題点など
- 「よろしくお願いします」でまとめ
おおむね、上記のような2パターンが書きやすいため、この構成で書いていくと、
流れが自然で話があちこちに飛んでしまってダラダラと長くなってしまうことがないと思います。
書きたい内容を具体的にまとめる
次に書きたい内容をまとめます。
何を先生に伝えたいのか?具体的に一つ絞ってみましょう。
伝えたいことは盛りだくさんあると思いますが、一つに絞ることが重要です。
保護者欄の枠は小さくて、あまり文字数をたくさん書けないですから、
アレコレ書いてしまわないように伝えたいことを一つだけにしておくのがポイントですよ。
たとえば・・・
「苦手だったひき算が、去年に比べて早くなりました。」
「1学期は学校でも家庭でも本をたくさん読むことができました。」
「時間を有効に使えるようになりました。」
など。
成長した様子や、日ごろ頑張っている姿などをアピールしてみるといいかもしれませんね。
どんなところがママから見て「改善したな」とか「成長したな」と感じているか、
些細なことでも構わないので振り返ってみるといいと思います。
あくまでここは、子供が成長している様子ですから、
「○○ができていない」など単なる子供の悪口や子育てにおける愚痴になってしまわないよう
気を付けてくださいね。
今後に向けての前向きな目標を伝える
子供の成長した様子に加え、今後の目標や課題を先生に伝えておきましょう。
「2学期は1学期よりもケアレスミスを少なくし、集中して取り組めるようにしていきたいです」
「2学期は、行事に積極的に取り組み、クラスの友達とより交流を深めていきたいです」
など、どんなところをより良くしていきたいのかを先生に伝えておくと、
先生も観るべきポイントを定めてくれます。
きっと「家庭でもしっかり見てくれているんだな」という姿勢が垣間見え、
先生も保護者への信頼が高まるはずですよ。
小学生の通知表の保護者欄は何を書けばいい?まとめ
保護者欄は毎学期ごとに記入の必要があるため、ネタ切れになってしまったり、
いつも同じようなことしか書けないと悩んだりするママも多いですよね。
そんなときは先生に伝えたいことをより具体的に書きましょう。
そして、ある程度構成をテンプレート化しておけば、
支離滅裂な文章にならずに書くことができます。
「保護者欄なんてどうせ見ていないわ・・・」なんて適当に書いてしまうと、
うまく学校側と意思疎通ができなかったり、
子供の様子が伝わらなかったりしますから注意してくださいね。
文章を書くのが苦手なママも、これからは効率よく要点をまとめて書けるよう、
今回ご紹介したポイントを参考に保護者欄の記入をしてみてください。