赤ちゃんの耳はとても小さいので、耳掃除をしようと思っていても、
傷つけてしまわないか不安ですよね。
とはいえ、耳垢を放っておくと聞こえが悪くなるのでは?という心配もあるでしょう。
赤ちゃんの耳掃除はいつから行ってもいいのでしょうか?
今回は、私の娘が小さかった時に実践してきた、
耳掃除をするタイミングや気を付けたいポイントについてご紹介します。
赤ちゃんの耳掃除はいつから?!
赤ちゃんの耳掃除については、迷うママも多いですよね。
耳の中は見えにくく、突然動き出す赤ちゃんの耳を掃除するのは
至難の業と言えるでしょう。
そんな赤ちゃんの耳掃除は、果たしていつから行えばいいのでしょうか?
結論、赤ちゃんの耳掃除は基本的には必要ありません。
大人もそうですが、耳垢というのは、
自然と耳の奥から外へと排出されるようになっているため、
無理に赤ちゃんの耳掃除をする必要はないのだそうです。
特に乾いた耳垢の人の場合は、口の動きや体そのものの動きによって、
自然と外へ移動してくるので、耳掃除をしなくても問題ないんですよ。
ただし、赤ちゃんは新陳代謝が良いので、耳垢がとても出やすいもの。
奥から出てきた耳の穴の周りの汚れを拭き取るイメージで
ホームケアをしてあげるといいでしょう。
本格的な“耳掃除”をしたい場合は、1歳過ぎたあたりから、
耳鼻科で取ってもらうのがおすすめです。
赤ちゃんの耳掃除をする際に気を付けたい4つのポイント!
前述したように、赤ちゃんの耳掃除は基本的には必要ありません。
自浄作用があるため、1歳未満であれば、
気になるほど耳垢が溜まることはないでしょう。
しかし、お外で元気に遊んだ後などは、
耳の穴付近に汚れが付着してしまうこともあります。
その場合は、お風呂上りにママがケアしてあげると清潔に保つことができますよ。
以下、4つのポイントに気を付けながら、ホームケアをしてあげてくださいね。
【ポイント①】基本はガーゼで拭き取るだけ!
耳掃除というと、綿棒を使って穴の中から耳垢を掻き出すイメージを持ちますよね?!
しかし、赤ちゃんの場合は大人と違って耳の穴の通り道も非常に狭いので、
下手に綿棒を使うと耳の内部を傷つけてしまいます。
また、自然と外に出てきた耳垢を、
綿棒を入れることで逆に奥へと押し込んでしまうことにもなるでしょう。
そのため、赤ちゃんの耳掃除は、ガーゼハンカチを使って、
耳の裏や耳の周りの汚れを拭き取るだけでOKです。
綿棒を使う場合は、耳の穴の周り(ごく浅い部分)の汚れを拭き取るようにしましょう。
【ポイント②】ベビーオイルを綿棒に付けて汚れを拭き取る?!
耳掃除を行う場合は、お風呂上りなど、
耳垢がふやけている状態のときに行った方が除去しやすいですよ?!
乾燥しやすい場合は、
ベビーオイルを少量綿棒やガーゼに付けてから掃除をすると、
ゴシゴシ拭かなくても簡単にきれいに汚れを落とすことができるのでおすすめです。
ゴシゴシしなくてもよいので、赤ちゃんも痛がったり、
嫌がったりしないで済みますから、一石二鳥ではないでしょうか?!
【ポイント③】おくるみに包んでから掃除をする!
耳掃除をする際は、
おくるみに包んでから掃除をすると危なくないでしょう。
赤ちゃんのなかには、耳掃除をするのを嫌がって、
手で耳を触ってしまう場合もあります。
私の娘も、ゴソゴソという音が嫌だったのか、
耳周辺をガーゼで触れるだけで、私の手を払いのけようとしていました。
場合によっては、綿棒が奥に入ってしまったり、
耳の内部を傷つけてしまったりすることもあるので、とても怖いですよね。
念のため、
『おくるみ』で包んであげた状態で掃除をすると、
安全に掃除をすることができますよ。
『おくるみ』で包んでも暴れてしまう場合は、
ママとパパが協力し、赤ちゃんの体を軽く抑えてあげた状態で
耳掃除をするのもいいでしょう。
わが家は、私が赤ちゃんの手を握り、
安心させた状態でパパに掃除をしてもらいました。
この連係プレーができれば最高ですね。
【ポイント④】ベビー用綿棒を使う?!
ガーゼタオルに加えて綿棒を使う場合は、
ベビー用の小さいもので行いましょう。
間違っても竹や金属などでできている耳かきを使ったり、
大人用の綿棒を使ったりしないようにしてくださいね。
うちのパパは、どうしても娘の耳垢が気になったようで、
竹製の耳かきを使ったことがあるのですが、
その際、誤って外耳道を傷つけてしまったことがありました・・・。
皆さんはこのような間違いをしないよう注意してくださいね。
赤ちゃんの耳垢が気になる場合は?
耳掃除は基本的には不要とお伝えしましたが、
うちのパパのように耳垢が気になる場合はどうしたらいいのでしょうか?
一般的には、
・耳の奥が匂う
・膿のようなものが出てくる
・ジュクジュクした液体状の耳垢が出る
などの場合は、一度小児科または耳鼻科を受診した方が良いと言われます。
赤ちゃん自身が頻繁に耳を触ったり、引っ掻いたりする場合も、
一度受診した方が良いでしょう。
もしかしたら、中耳炎などの耳の病気にかかっている可能性があります。
また、耳垢が多くて鼓膜が塞がっている場合も、
ママが無理に取ろうとせず、耳鼻科を受診した方が良いですよ。
「耳掃除で耳鼻科に行くのはちょっと…」とためらってしまいますが、
やはり自分でケアするのは難しいもの。
1歳過ぎであれば、耳鼻科で耳掃除をしてくれるので、
どうしても気になる場合は問い合わせてみるといいと思います。
私の娘も1度だけ、びっしり鼓膜に耳垢が張り付いていたのを
取ってもらったことがありました。
あっという間に取れるので、ママやパパがやるよりも安心・安全ですよ!
まとめ
赤ちゃんの耳掃除は、基本的にしなくても良いというのが一般的です。
ただし、耳の周りのゴミや汚れは、
お風呂上りにガーゼや綿棒を使って拭いてあげるようにしましょう。
あまり無理に耳垢を取ろうとすると、赤ちゃんが嫌がって暴れたり、
耳を触られるだけで恐怖感を抱いたりする場合もあるので注意してくださいね。
どうしても気になる場合は、小児科や耳鼻科を受診する。
若しくは、耳鼻科で耳掃除をしてもらいましょう!
1歳を過ぎていれば、対応してくれるはずです。
かわいい赤ちゃんのために、臨機応変に対応してみてはいかがでしょうか?!