小学生になるとママと離れて過ごす時間も増えるので、
「そろそろ一人で買い物に行かせてもいいかな?」と思うママもいるでしょう。
いつからという明確な決まりはありませんが、
私個人としては小学2年生あたりから検討してもいいかと思います。
しかしそうは言っても心配ですよね。
そこで今回は、一人で買い物に行かせるのはいつからがいいのか、
させる際にやっておくべき準備について、現役ママの私が感じたことをご紹介します。
小学生が一人で買い物に行くのは2年生からがおすすめ?!
小学生が一人で買い物に行くようになってくれたら、ママも助かりますよね。
「これ買い忘れたから、ちょっと買ってきてくれない?」なんて言えたら・・・なんて、
考えるだけで嬉しいですが、そうは言っても、やはり心配ですよね。
いつから一人で買い物に行かせて良いのか悩むママもいると思います。
これには地域や子供の性格によっても多少違いが出ると思いますが、
小学生であれば2年生あたりから考え出すのがおすすめですよ。
実際、私の周りのママ友では、すでに2年生になって
「初めてのおつかい」をデビューさせた子が多かったからです。
では一体、なぜ2年生からがおすすめなのでしょうか。
次節より詳しくご紹介していきます。
なぜ小学2年生で買い物デビューがおすすめなの?その理由
小学2年生からが買い物デビューにおすすめだとお伝えしましたが、
それは一体なぜなのでしょうか。
2年生の娘がいる私が思う理由についてご覧ください。
【理由①】お金の使い方をある程度理解しているから
小学生に入ると、算数の授業の中で「たし算」「ひき算」を習いますよね。
1年生の算数の文章問題の中には、
「50円の消しゴムを買うには、いくらのお金を出せばいいでしょう」
のようなものまで出てきますから、お金の出し方、使い方を少しずつ理解している頃。
ある程度理解できていれば、一人で買い物に行かせるのも安心です。
普段から、ママと一緒に買い物をし、レジ横で様子を見ている子なら、
なおさら「買い物の仕方」を理解しているはずですよ。
【理由②】交通ルールを理解しているから
小学1年生でまず教えることと言えば、交通ルールですよね。
先生と一緒に下校ルートを周りながら、交通標識や信号の渡り方などについて学びます。
交通ルールを正しく理解していないと事故にあってしまう危険もあるので、
買い物へ一人で行かせる際も、「買い物の仕方」だけでなく
交通ルールについて知っておく必要があります。
そのため、子供同士での下校に慣れてきた小学2年生あたりからがおすすめです。
【理由③】自分の言葉で説明できる年齢だから
買い物に一人で出かけた際に、困ったことがあったら
周囲の大人に相談しなければなりませんよね。
そんなときも2年生くらいであれば、自分の言葉でしっかり状況を説明できるでしょう。
「何が欲しいのか」「どうしたいか」を伝えられるような年齢でないと、
一人で買い物をさせるのは不安だと思います。
小学生に一人で買い物に行かせる前の5つの準備とは?!
小学生に一人で買い物に行かせる際は、ただ「いってらっしゃい」「お願いね」だけでは不十分。
特に慎重なタイプな子は、ママだけでなく本人も心配になってしまうので、
なかなか買い物デビューしたがらないでしょう。
そうならないためにも、わが家では下記の5つのことを事前に準備しました。
そろそろ、子供に買い物をさせてみたいな・・・と検討中のママは、ぜひ参考にしてくださいね。
【準備①】お買い物ごっこでシミュレーションさせる
まずはお買い物ごっこでシミュレーションをしましょう。
遊びを通し、買う・支払うという流れが学べるのでおすすめです。
ポイントは、なるべく実際に近い形で行うこと。
わが家では、おもちゃのお金を使って、実際に買い物をするイメージで、
お財布からお金を出させました。
最近のレジのおもちゃは、カード払いや電子マネーで払えるものもあるのですが、
現金で支払わせる練習をしておいた方がいいでしょう。
算数の勉強にもなるのでおすすめですよ。
【準備②】一緒に買い物に行ったときにお金を払わせる
シミュレーションができたら、次は実践へ。
ママと一緒に買い物に行ったときに、子供にお金を払わせてみましょう。
ここで厄介なのが、最近のレジ。
セルフレジのお店も多いので、シミュレーションのようにはいかないこともあります。
どこにお金を入れて、どこをタッチすればいいのか、事前に教えておくと自信がつくでしょう。
【準備③】お店までのルートを確認する
買い物に行かせるお店が決まっている場合は、
お店までのルート確認をしておくのも必要です。
このとき、最短ルートではなく、なるべく人通りが多く、明るい道を通らせるようにしましょう。
交通量が多い場所、横断歩道の有無などもチェックし、
事故にあわないよう、親子で一緒に歩いてみてくださいね。
【準備④】交通ルールを確認する
お店までのルートが確認できたら、交通ルールも確認しましょう。
信号のない横断歩道の渡り方など、不安なところは事前に確認しておくといいと思います。
わが家の場合、自宅前の道が交通量の多い通りなので少し心配でしたが、
ベランダから見ていると、きちんと左右確認して渡っているようなので安心しました。
【準備⑤】防犯ブザーを持たせる
治安があまり良くない地域にお住いの方は、
ぜひ防犯ブザーやホイッスルの準備をさせましょう。
私の地域では、わりと不審者情報も多いため、
学校で防犯ブザーとホイッスルが配布されています。
万が一のときの練習も定期的に行われているようなので、
一人で買い物に行かせる際も持たせるようにしています。
小学生が一人で買い物行く際のおつかいデビューの注意点
色々と準備をしても、交通事故や不審者との遭遇など、不安は多いですよね。
小学生に一人で買い物をさせようと検討する場合は、
以下のことにも注意し、安全と安心を最優先するようにしましょう。
【注意点①】無理強いしない
周りのお友達がみんな「一人で買い物に行っている」という焦りから、
わが子にも・・・と期待を寄せてしまうこともありますが、
決して無理はしないようにしましょう。
子供の性格によってもタイミングはそれぞれです。
私の娘はとても慎重なタイプで怖がりなので、「一人で買い物に行ける」と言い張っていても、
いざとなると不安で泣きだしてしまったことがありました。
他と比べず、自分の子の状況を見ながらで大丈夫です。
焦らなくてもいつか必ず子供は親元を巣立ちますから、
安心して送り出せる日まで準備を重ねていくことが大切ですよ。
【注意点②】時間帯は日中を選ぶ
一人で買い物に行かせる際は、必ず日中、明るい時間帯にしましょう。
暗い夜や夕方の時間は、事故や事件に巻き込まれてしまう危険もありますから、
買い物に出かける時間にも気を配ってあげてください。
【注意点③】最低限のお金を持たせる
万が一、紛失したり盗まれたりしてもいいように、最低限のお金を持たせましょう。
足りないと困るから・・・とたくさんお金を持たせるのは危険です。
また、お金を持たせる際は、体にしっかり身に付けられるポーチなどにお財布を入れさせ、
持ち歩くようにしましょう。
くれぐれもそのままお金だけを持って行かせたり、
ポケットに入れさせたりしないようにしてくださいね。
【注意点④】行先は近場で
初めて小学生に一人で買い物を任せる際は、
普段行き慣れているスーパーやコンビニなど、近場のお店にしましょう。
歩いて10分以内のお店だと移動距離も少なく安心ですよね。
ちなみにわが家は、徒歩5分の距離にあるコンビニに行かせましたが、
最初は本人も不安がっていたし、私たちも正直不安でしたので、
結局パパが、かなり距離をとって後ろから付いて行きました。
ある意味、不審者ですよね・・・(笑)。
小学生が一人で買い物に行くのはいつから?まとめ
いかがでしたか?
冒頭で、小学2年生からがおすすめと言いましたが、
これは環境や子供の性格など様々な要素があるため、
必ずしも2年生から行かせなければいけないわけではありません。
治安もよく、近所づきあいが密な地域だと
幼稚園年長さんからデビューすることもあるようです。
しかし、交通量も多く、治安があまり良くない場所であれば、
小学3~4年生からデビューさせるケースも珍しくありません。
高学年や中学生になれば自然と子供同士で買い物に出かける機会も増えていきますから、
あまり「いつから」というタイミングについては気にせず、子供の意思を尊重してくださいね。
もし無事に一人で買い物に行って来られたら、たくさん褒めて抱き締めてあげてください。