新生活スタート後、心も体も疲れやすいのは大人だけではありません。
子供もストレスを感じることがあります。
子供の様子が普段と比べて違うな・・・というときは、
そのサインを見逃さず、子供に寄り添ってあげましょう。
そこで今回は、現役小学生ママの私も実践しているストレス解消法をご紹介。
子供の話をよく聞く・気持ちを受け止めてあげてリフレッシュさせるなど上手く発散させ、
心のバランスをとってあげましょう。
子供もストレスを感じることがある!そのサインを見逃さないで
子供は大人と比べて天真爛漫!明るく元気!・・・といったイメージがありますが、
実は大人と同じように、いや、それ以上に些細なことに敏感なもの。
大人のようにこれまでの経験値から対処することができないため、
大人よりもずっと悩みやストレスを抱えていることがあるんです。
・元気がない、疲れているように見える
・突然泣き出す
・落ち着きがない
・イライラ、ソワソワすることが増えた
・お腹が痛いなど体調不良を訴える
などのような様子が見られたら、要注意!
何かあるのかしら?と疑い、まずは声かけをするようにしてくださいね。
子供はなぜストレスを感じるの?その原因とは?!
子供が感じるストレスの原因とは、一体どんなことが考えられるでしょうか?
以下を参考にしながら、自分の子供の状況と当てはめてみてください。
【原因①】新しい環境に慣れないから
入学・進級などによってクラス替えがあったり、担任の先生が替わったりするなど、
周りの環境に変化が生じることでストレスを感じる子は多いもの。
また、長期休み明けの新学期のスタートもストレスになる子は多いですよね。
・授業中にじっと座って先生の話を聞くのが苦手
・人見知りや場所見知りで新しい環境が苦手
・団体行動が苦手
などのようなことも要因の一つだと考えられます。
【原因②】友達や先生とうまくいかないから
クラスの友達と喧嘩した、嫌なことを言われた・された・・・
というのもストレスの原因ですよね。
また、担任の先生とソリが合わないということでストレスを抱えることも。
人間関係のストレスは大人と同じですが、
子供の場合は狭い世界なので、うまく切り替えができないものです。
そのため、重く受け止め、大きなストレスになってしまうことは多いでしょう。
実は私の娘は小学1年生になったとき、隣の席の男の子がやんちゃなタイプで、
「授業中に話しかけてくる」「掃除の時間にちゃんとやってくれない」など
毎日イライラしていました。
私としては、「低学年の男の子なんてそんなものよ」と言っていたのですが、
娘にとっては意外と深刻だったようなんですよね。
夜中に「○○君、やめてよ」とうなされるようになったり、
掃除の時間を嫌がったりするようになりました。
大人が思う以上に本人はとても悩んでいることがありますから、
私のように軽くあしらわず、真剣にその原因を探ることが大切かもしれません。
【原因③】勉強がうまくいかないから
学校であれば、勉強がうまくいかないストレスもありますよね。
たとえば、
・運動が苦手だから体育の授業が憂鬱
・水が嫌いだからプールの授業が憂鬱
・計算が苦手だから算数の授業が憂鬱
・人前で発表するのが苦手だから学級活動が憂鬱
など、色々な要因が考えられます。
子供のストレス解消のために私も実践したおすすめの方法4選
子供がストレスを抱えていると、なんだかとてもかわいそうに感じますよね。
少しでも気持ちを楽にしてあげたい・・・そんなふうに思うのではないでしょうか。
ここでは小学生のママとして実際に私が行ったストレス解消法をご紹介します。
うちの娘は、この方法で少しはストレスが減ったように思いますので、
是非参考にしてみてくださいね。
子供の話をよく聞く
子供の異変に気が付いたら、
まずは積極的に「どうしたの?」「何か元気ないね」など声かけをし、
子供の声に耳を傾けることが大切です。
ただし、私のように「そんなのよくあることだよ」なんて軽くあしらうのは NG!!
ママが思う以上に不安やストレスを感じていることもあるので、
よく話を聞き、子供がどうしたいのか、どんなことに悩んでいるのかを理解しましょう。
根本的な解決にならなくても、
「そっか、大変だったね」
「つらかったね・・・」
などのように“共感”をすることで、子供も少し気持ちが楽になることもあるはずです。
わが家の場合は、娘と改めて話し、娘がどうしたいのかを聞きました。
親が勝手に解決するよりも、娘の意向を確かめたかったからです。
たまたま個人面談があった時期だったので
担任の先生にも状況を聞き、困っている旨を伝えたらすぐ席替えをしてくれました。
距離が離れたことで、少し娘の気持ちも落ち着いた様子。
このような経験を通して、
娘も人間関係の“経験値”を積み重ねてもらえたらな・・・と思っています。
思い切り体を動かす
ストレスの原因によっては、完全に解決することができないケースもありますよね?!
そんなときはモヤモヤと心の中に溜まったうっぷんを晴らすべく、
思いっきり体を動かしてみましょう。
近くの公園で思い切り走ってもいいですし、
自宅で動画を見ながらダンスをしてもいいですよね。
また、天気がいい日であれば、いつもより少し遠くの公園に
サイクリングに行ってもいいかもしれません。
大人もそうですが、ちょっといつもと違う空気を吸ったり、
汗をかくくらい体を動かしたりすると清々しい気分になれるもの。
ママやパパと一緒なら尚更楽しいはずですから、
体を動かして心のモヤモヤを吹き飛ばしてあげましょう。
私の娘も「え~面倒くさい」なんて最初は言っていましたが、
いざ体を動かしてみると楽しかったようでスッキリとした笑顔になりましたよ。
子供が行ってみたい場所に連れて行く
子供が「元気がないな・・・」と思ったら、
たまには家族でお出かけもいいかもしれません。
気分転換になるので、良いストレス発散になりますよ。
できれば子供が行ってみたい場所に連れて行くのがいいですよね。
たとえば、映画や動物園、水族館など。
わが家では、娘の元気のないときやストレスが溜まっているなと感じたときは、
家族でレジャーシートを持ってピクニックをしたり、
近くの親せきを呼んでバーベキューをしたりしています。
広々とした空間は、より子供のストレスを解消するのにおすすめ!
日ごろストレスを抱えるママにもピッタリな解消法です。
青空のもと、芝生に寝転がるだけでも何だかとても贅沢な時間を過ごしているように感じますよ。
思いのまま ものづくりをさせる
インドア派の子供であれば、
家の中で工作をしたりお絵描き遊びをしたりするのもおすすめです。
何かものづくりに没頭すると、その時間は嫌なことが忘れられますよね?!
しかも、完成した作品を見て「達成感」や「充実感」を得ることができます。
わが家では、模造紙に絵の具で好きなように思いのまま絵を描かせたり、
手形足形を付けさせたりして遊ばせました。
ほかにも廃材や段ボールを使って大きな街を作って遊ばせるなどもしましたよ。
普段だったら片付けが大変なのでやらせたくないのですが、
このときはあまりに元気がなかったので、思い切って好きなようにやらせることにしました。
工作が好きな子は、「楽しい!」と笑顔になってくれるはず。
それだけでも少しは子供の心を楽にできたかなと思います。
まとめ
子供のストレスを解消する際は、親子一丸となって乗り切ることが大切です。
子供にとってママやパパはかけがえのない存在ですから、
「どんなことがあっても味方でいるからね」という姿勢を子供に伝えることが必要なのです。
大人から見れば些細なことで悩んでいるかもしれませんが、
だからと言って放っておくと大きなトラブルになることもあります。
子供のサインを見逃さず、適切な対処をしていきましょう。
ときには、担任の先生やソーシャルワーカーなどに相談し、
解決に向けてできることをしてくださいね。