幼児期の子供にとって食事と言うのは、心と体の成長に大きな影響を持つもの。
ただ食べて空腹を満たせばよい!というものではありませんよね?!
子供の健やかな成長を願うなら、毎日の食事に注目し、
量や時間、メニューなどに気を付けるようにしましょう。
そこで今回は、娘の食事で私も気を付けてきた、6つのことについてご紹介します。
子供の食事は心身の健康に大きな影響を及ぼす?!
大人と違い、成長過程にある子供の場合は、
食事によって心と体の健康を維持します。
美味しく楽しく食べることで心が満たされ、
栄養バランスのとれた食生活をすることで、健康な身体に保つことができますよね。
ただ単にお腹を満たせばよい「食事」ではなく、
食事の内容はもちろん、食事をする環境にも気を付けなければならないのです。
とはいえ、イヤイヤ期など自己主張が始まった幼児期の子供は、
好き嫌いが多かったり、遊びに夢中で食事そのものに興味を示さなかったりすることがあり、
ママが思うように食べさせてあげられていないと悩むことも多いですよね。
成長期である子供にとっての食事の大切さを、
今一度ママが理解をし、子供の成長を促してあげましょう。
子供の食事で気を付けるべき6つのこととは?!
では具体的に、日々の食事で気を付けるべきポイントをご紹介します。
あまり難しく考えず、できることから始めてみるといいですよ。
【ポイント①】子供の食事環境に気を付ける
実は共働き家庭が増えたことで、最近問題視されているのが「孤食」です。
「孤食」とは、ママやパパが仕事で忙しく、
食卓に用意されている食事を子供が一人で食べるということ。
大人でも一人で食事をするのは、とても寂しいものです。
小さな子供なら尚更ですね。
食事の時間が楽しめないと、食事をするのが憂鬱になってしまうこともあるので
気を付けなければなりません。
食事の時間は、子供とのコミュニケーションタイムでもあるので、
なるべく時間を作って子供と一緒に食事を楽しむようにしましょう。
パパが仕事で帰宅が遅い場合でも、
週末などは時間をとって、家族団らんの時間を意識してくださいね。
【ポイント②】一日3食しっかり食べる
朝寝坊ばかりして、朝食を抜いてしまう子供も少なくありませんね。
幼稚園や保育園に遅刻をするからと、野菜ジュースだけ、フルーツだけ・・・というように、
簡単な食事で済ませてしまうこともあるかもしれません。
しかし、どんなに栄養バランスに気を付けた食生活をしていても、
一日3食のうちどこかで一食を抜いてしまうと、やはり栄養不足に陥ってしまいます。
特に小さな子供は、一食に食べられる量が限られますから、
しっかり3食とも食べさせる必要があるのです。
なかでも朝食は、一日の活力になりますから、
しっかり摂って元気に活動してもらいましょう。
朝寝坊をよくしたり、寝不足で朝食が食べられなかったりする場合は、
まずは子供の生活リズムを整えることから始めてみるといいですよ。
大人の都合で遅くまで起きているようなことがないように気を付けましょうね。
【ポイント③】栄養バランスに気を付ける
食品に含まれる主な栄養素は、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つ。
これらをバランスよく食事のメニューに取り入れることが大切です。
なぜ、栄養バランスの良い食事を心がけた方がいいのか?・・・というと、
それは、それぞれの栄養素が子供の成長を促す役割を持っているから。
たとえばタンパク質を多く含む大豆やお肉、卵などは、
筋肉や血液など健康な体をつくるために欠かせませんし、
ご飯やパンなどの炭水化物は、体を動かすエネルギー源になりますよね。
このように一つ一つの栄養素には意味があるので、
なるべくバランスの良い食事を意識してあげましょう。
【ポイント④】食事の味付けに気を付ける
子供の食事の場合、内容だけでなく味付けにも気を付けましょう。
特に「濃い味付け」は要注意!
「濃い味付け」の食事はご飯が進んでしまうもの。
食べ過ぎると肥満の原因になることもあるので、気を付けてくださいね。
小児肥満が改善されないと、そのまま成人肥満へと移行してしまうこともあるので、
今のうちにしっかり管理することが大切なんだそうです。
だしを使った味付けや、食材本来のうま味を引き出す調理法を心がけ、
「濃い味付け」には注意しましょう。
【ポイント⑤】食事を摂る時間に気を付ける
食事を摂る時間が遅いと、消化不良を引き起こしたり、肥満の原因になったりします。
どうしても共働き家庭の場合、ママが保育園に迎えに行って、
それから食事を準備することが多いので、
幼児の食事でも夕食が7時過ぎ、8時過ぎになってしまうこともあるでしょう。
そうなると、寝る時間もどんどんズレてしまうので、生活リズムが乱れてしまいます。
私も、娘を保育園に預け始めたときは、要領を得ずに遅くなってしまったことがありました。
子供も眠いので夕食を食べてくれないことも多く、悩んでいましたが、
少し工夫するだけで、毎日の夕食時間を時短することに成功しましたよ!
たとえば、
・買い物だけは週末にまとめて済ませる
・ネットスーパーを利用する
・夕食のメニューのうち1~2品は惣菜を利用する
・週末に作り置きおかずをする
・朝早く起きて夕食の下ごしらえを済ませる
など。
このようにちょっとの工夫で、食事を提供する時間を早めることができます。
大変なのはほんの数年です。
子供が小学校になると、少しずつ変わるので、今だけだと割り切って乗り越えてくださいね。
【ポイント⑥】食事の食べ方に気を付ける
早食いをする、嚙まずに食べる、偏食をするなど、
食事の食べ方にも気をつけてあげましょう。
また、肥満防止のために食事を食べる順番に気を付けてあげるのもおすすめですよ。
「野菜(サラダなど)→汁物→メインのお肉や魚→ご飯やパンなどの主食」
というように、まるでコース料理を食べるかのような順番で食べると、
血糖値が上がりにくく、胃に負担をかけずに食事をすることができます。
ちょっと肥満が気になる場合は、
このように早食いや噛まずに食べる・・・といったクセ以外にも、
食べる順番に気を付けてあげるといいかもしれません。
まとめ
幼児期は、体や骨の成長段階でもあるため、
日々の食事に気を付けることがたくさんあります。
健康的な体になってもらうためにも、バランスのとれた食生活を心がけるとともに、
食事を美味しく楽しく食べることも忘れないようにしましょう。