子供は薄着の方が健康になる・・・
なんてことを聞いたことはありませんか?
しかし、冬場は風邪をひいてしまうのではないか心配になりますよね。
一体どのくらいの服装が良いのか?厚着の目安が気になることでしょう。
私も自分が寒いのに弱いので、娘にどうしても厚着させてしまう傾向があったのですが、
娘はすぐにコートなどを抜いてしまうんですね?!
でも、風邪もひかず、元気に遊んでいましたよ!
そこで今回は、子供の服装について解説します。
厚着の目安やなぜ厚着をさせてはいけないのかなど、
その理由もしっかりチェックしてくださいね。
子供は厚着よりも「薄着」が基本!!
子供は風の子元気な子・・・なんて言葉がある通り、
子供は寒空の下でも汗をかきながら元気に遊んでいますよね。
私の娘も、「暑いから」と寒い冬でもコートを脱いで遊んでいます。
なんだか風邪をひいてしまわないか不安になってしまうのですが、
実は子供というのは、厚着よりも「薄着」をさせるのが基本なんです。
幼稚園や保育園でも、そのように指導している園もあるようですよ。
赤ちゃんの育児でも、厚着をさせるよりも、
薄手のものを「重ね着」させるように教わったママも多いのではないでしょうか。
その理由については様々あり、後ほど詳しくご紹介しますが、
主には子供の成長を促すためだと言われています。
私も寒がりなので、つい子供に厚着をさせてしまいますが、
これからご紹介する「目安」を参考に、厚着のさせ過ぎに注意するようにしましょう。
子供の厚着の目安はどのくらいが理想?
厚着よりも薄着が良いとは言え、どのくらいを目安にしたらいいのでしょうか。
以下のポイントをおさえて、子供の服装を調節しましょう。
【目安その①】大人よりも1枚少なく
子供の服装は、大人よりも1枚少なくするのが目安と言われています。
たとえば、「半袖またはノースリーブの肌着+薄手のロンT+カーディガン」くらいでOK。
外出の際は、これにアウターを着れば十分でしょう。
タイツを履かせたり、発熱素材の長袖の肌着を着させたり、
モコモコと厚手のニットを着させたりする必要はありません。
大人から見て、ちょっと寒くない?・・・
くらいでちょうどいいのかもしれませんね。
【目安その②】脱ぎ着がしやすいものを着せる
寒いからと言って、タイツを履かせてしまうと、
汗をかいて脱ぎたくなったときに着脱しにくくなってしまいますよね。
特に幼児期の子供は、自分で何でもやりたがりますから、
着脱しやすい服装を心がけるといいでしょう。
【目安その③】肌着は汗を吸う綿素材がおすすめ
最近は、子供用でも発熱素材の肌着が多く販売されていますが、
それらはポリエステルなどの化学繊維でつくられていることが多く、
敏感肌の子供には不向きだと言われています。
また、暑がりの子供の場合、冬でも体を動かして汗をかくことがありますが、
発熱素材の肌着だと汗を吸いにくく、かえって体を冷やしてしまったり、
汗疹の原因になったりすることもあります。
私の娘は肌がとても弱いので、化学繊維の肌着を着ると、
余計に肌荒れがひどくなってしまったことがありました。
子供用の肌着は綿100%の方が、肌触りも良く、体にもいいのかもしれませんね?!
なぜ子供は厚着をさせてはいけないの?
子供に厚着をさせてはいけない理由には以下のような様々な理由が挙げられます。
子供の成長に関わることもあるので、しっかりチェックしてくださいね。
【理由①】体温調節機能が育たなくなるから
子供の体温調節機能は、大人と比べて未熟だと言われています。
「暑い」「寒い」などの変化に気が付きにくいのだとか。
そのため、気温の急激な変化に弱く、すぐに体調を崩す原因になってしまいます。
厚着をさせていると、より体が「暑い」「寒い」を感じにくくなってしまうので、
さらに体温調節機能が発達しにくくなるでしょう。
そのため、薄着をさせて、子供自身で気温の変化に敏感に気が付けるよう、
自律神経を鍛える必要があるのです。
学童期になると、ママと離れて過ごす時間も多いですから、
今のうちに、子供が自分で「暑かったら脱ぐ」「寒かったら着る」
という習慣をつけられるといいですね。
【理由②】大人に比べて子供は体温が高いから
大人と比べると、子供はとても暑がりですよね。
それは、もともと基礎体温が高く、代謝も良いからです。
ママが「寒いから」と厚着をさせ過ぎていると、
かえって体に熱がこもってしまい、体調を崩すこともあります。
また、厚着のしすぎで汗をかき、体が冷えて風邪をひいてしまうこともありますよね?!
ママも気温の変化や子供の様子に気を配り、
あまり厚着をさせ過ぎないよう気を付けましょう。
【理由③】厚着をすると体が動かしにくいから
あまりモコモコと厚着をさせていると、体を動かしにくくなりますよね。
体を動かしにくいから、運動をしたくない・・・という子供もいるかもしれません。
子供の場合、基礎代謝が良いので、少し運動すればすぐにポカポカと体が温まります。
心配しすぎず、子供が体を動かしやすいような服装をさせてあげましょう。
冬に薄着をさせる場合の注意点とは?!
これまで厚着をさせて育てていた場合、「薄着の方がいい」と聞いて、
突然子供の服装を変えてしまうのは好ましいことではありません。
突然薄着にさせてしまうと、体が慣れておらず、体調を崩す危険があるからです。
冬になってからいきなり薄着にさせるのではなく、
気温が下がり始める時期から徐々に薄着にさせ、体を慣れさせるようにしましょう。
また、いくら薄着が良いからと言っても、
風邪をひいているときなどは、無理に薄着にさせなくても大丈夫です。
体調を見ながら、子供の体に負担がかからないよう、調整してあげてくださいね。
まとめ
子供の厚着の目安は、大人マイナス1枚が適当ですが、
今回ご紹介したように、真冬になって突然薄着の習慣をつけさせても、
逆に体調を崩すことがあるので注意しましょう。
最近は、冷暖房設備が整った室内で過ごすことも多く、
子供の体温調節機能が育ちにくいとも言われています。
公園遊びに付き合うママは大変かもしれませんが、
なるべく子供を外に連れ出し、元気に体を動かす機会を与えてあげてくださいね。