子供が小学生になるのを機に仕事を始めようと考えるママは多いですよね。
果たして小学生はいつから鍵っ子にしていいか悩むでしょう。
実際に子供の安全を考えたら早くても小学3年生くらいからが現実的。
一体なぜ小学3年生からがおすすめなのか、
今回は現役働くママの私が感じ、考えた鍵っ子に適した年齢をご紹介します。
自分の子はいつから鍵っ子にしたら良いのか、見極め方と併せてご覧ください。
小学生の鍵っ子は早くても3年生からがおすすめ?!
小学生の鍵っ子デビュー。
何かと不安が多いですよね?!
家庭の状況やママの帰宅時間に寄りますが、
小学生のうちに鍵っ子デビューをさせたいなら、早くても小学3年生からがおすすめです。
私の娘は現在小学2年生ですが、やはりまだ一人で数時間お留守番というのは不安が残ります。
地域にもよりますが、不審者情報も多く車通りも多いので、一人で下校させることも心配です。
しかしなかには、「ママやパパが子供だったころは1年生から鍵っ子だったから大丈夫」
と思う人もいるかもしれませんよね。
一体なぜ、今の子供たちの鍵っ子は、早くても小学3年生からがおすすめなのでしょうか?
私が実際に体験したことを踏まえながら、その理由をご紹介しますね。
なぜ鍵っ子は小学3年生からがいいの?その理由とは?!
個人差もありますが、冒頭でご紹介したとおり、
私は早くても小学3年生くらいからが鍵っ子デビューするのが適当だと考えています。
それは一体なぜか、その理由を見ていきましょう。
【理由①】学童保育に通えなくなるから
共働き家庭の場合、子供の預け先でまず思いつくのが学童保育ですよね?!
しかし、近年の共働き家庭増加により、学童保育そのものに入所できないケースが増えています。
それにより、やむを得ず仕事を諦めたり時短にしたりするケースも。
万が一、学童保育に入所できたとしても、在籍生徒の多くは小学1~2年生なので、
遊び相手が居ないと本人が行きたがらなくなることもあります。
施設によっては定員オーバーになると、上の学年から退所を促されてしまうケースもあり、
小学3年生では通えないというのが現状です。
つまり、学童保育という預け先がなくなる小学3年生が、
鍵っ子デビューをするキッカケになるということなんです。
実際、私の住んでいる地域では学童保育の待機児童数が多いため、
小学3年生からは通えない子供が増えています。
私のママ友も、やむを得ず小学3年生から鍵っ子に切り替えていました。
テレワークと併用すれば、長期休暇以外は上手くやれているようでしたよ。
【理由②】下校時刻が遅い日が増えるから
小学3年生くらいになると、6時間授業の日数が増えますよね。
地域によっても多少異なりますが、だいたい週に3日程度に増えるそうです。
6時間授業であれば、下校時間も16時頃になりますから、
必然的に自宅で一人ぼっちの時間が減りますよね。
「1時間程度ならお留守番できるかな?」ということで、
鍵っ子デビューをさせるママも多いですよ。
【理由③】身の回りのことが自分でできるようになるから
鍵っ子にさせるということは、鍵の管理はもちろんですが、
施錠確認、宿題や自宅学習などの管理も自分で行わなければなりません。
まだ自分の身の回りのことがきちんとできない年齢では、
鍵の紛失や施錠し忘れなどがあり、防犯面でも大変危険です。
これは一概に年齢だけで括れないかもしれませんが、
安心して一人でお留守番ができるようになる小学3年生あたりが適切だと思います。
現役働くママが考える鍵っ子デビューの見極め方とは?!
前述したように、小学3年生からが鍵っ子デビューにおすすめ・・・としましたが、
そうは言っても子供の性格によって難しい場合もありますよね。
もちろん、しっかりとした子供であれば、
小学1年生から鍵っ子デビューをさせている家庭もあります。
その見極めはママが行うしかありません。
安心して一人でお留守番ができるかどうか、普段の生活から見極めて、
無理なく鍵っ子デビューを果たしましょう。
自分で鍵の管理や開け閉めが正しくできるか?
最も大事なことですが、鍵が開け閉めできないのでは話になりませんね?!
普段から自分で家の鍵を開け閉めできるか、
鍵を紛失しないよう自分の持ち物を管理できるかどうかをチェックしましょう。
私の娘は、鍵をどっちに回せばいいか分からず、ガチャガチャともたついてしまうので、
まだ鍵を持たせるのは不安だなと感じています。
また、マンションの玄関のドアが重く、一人で開け閉めがしにくいため、
もう少し大きくなってからでないと難しいなと感じました。
このように住宅環境によっても子供一人で大丈夫かどうか、
チェックするポイントになると思います。
ママがいない間の過ごし方やルールを守れるか?
ママが不在の間の過ごし方はとても重要です。
宿題をやったり明日の準備をしたり、ときには習い事へ出かけたりもするでしょう。
そういった時間を、ママとの約束を守り、安全に過ごせるかどうか?
日ごろの生活態度で見極めなければなりません。
普段から親の目を盗んでゲームばかりやってしまったり、
勝手にお友達の家を行き来してしまったりするような子だと、ちょっと危ないですよね。
私の周りでも、ママの知らない間に勝手に友達が遊びに来ていて困ったことがある
と言っていました。
小学生くらいになるとお友達同士で約束してくることも増えます。
保護者の目が行き届かない場所で思わぬトラブルが発生してしまうことも珍しくありませんので、
お留守番をする際の過ごし方については親子でよく話し合う必要があると思います。
普段から忘れ物や落し物がないか?
普段から忘れ物や落し物をするような「うっかりさん」は、要注意。
身の回りのことをしっかり整理整頓できない証拠だからです。
私の娘はよく学童に学校の筆箱を忘れてきちゃった・・・ということがある子なので、
これでは鍵を安心して持たせることはできないなと感じています。
何かあったときの対処法を自分で考えられるか?
万が一、ママがいない間にトラブルに巻き込まれてしまったときに、
どう対処して良いか自分で考えられる年齢にならないと
安心して鍵っ子にさせることはできませんね。
私のママ友は、仕事後に帰宅したら、子供が大けがをしていたことに気が付いて
慌てて病院に連れて行ったと言っていました。
学校の帰りに階段から落ちてしまった・・・ということでしたが、
子供本人は、ママへ連絡する手段がなく、どうしていいか分からずただ泣いていたのだとか。
マンションの管理人に言う、学校に戻るなど対処法はあったのかもしれませんが、
パニックになってしまい、落ち着いて対処できなかったのかもしれません。
このように事件だけでなく事故やケガ、体調不良などが起きた時の対処についても、
自分でどうしたらいいか、ある程度考えられるといいかもしれませんね。
小学生に鍵っ子デビューをさせる際の注意点とは?!
小学生に鍵っ子デビューをさせる際は、以下の点にも注意しましょう。
子供のケアをしっかり行う
小学生と言ってもまだまだ子供。
やはり一人で過ごす時間は寂しいものですよね。
ママが仕事から帰ったら、しっかり子供とコミュニケーションをとり、
子供の心のケアをしてあげましょう。
近所に知り合いがいる場合は鍵っ子デビューのことを伝えておく
近所に信頼できるママ友や親せき、友人がいる場合は、
子供が鍵っ子デビューをしたことを伝えておきましょう。
何かあったときに子供のサポートをしてもらうなど、あらかじめお願いしておくと安心です。
何かあった時の連絡先や対処法を伝えておく
万が一のトラブルの際の連絡先や対処法を伝えておくのも必要です。
私の友人は、まだ子供に携帯電話やスマホを持たせていなかったのですが、
子供がタブレット学習の端末を活用し、緊急時の連絡をしてくれたそうです。
LINEのようにリアルタイムで送られてくるシステムなので、
慌てて会社から帰宅したと言っていました。
何かしら連絡をとる手段があれば、お互いに安心かもしれませんね。
インターホンが鳴った時の対処法を伝えておく
最近は不審者も多いもの。
インターホンが鳴った時はどのように対処すれば良いか伝えておくといいでしょう。
基本は宅配業者であっても「出ない」と教えるのが良いですが、
場合によっては、誰も居ないと思って侵入者(空き巣)が
入ろうとしてしまうことも考えられます。
子供に施錠確認を教えることはもちろんですが、セキュリティを高めておくことも必要です。
帰宅時はなるべく友達と帰るよう伝えておく
下校時も鍵っ子の場合は要注意です。
なるべく友達と帰るようにし、人通りの多い場所を歩かせるようにしましょう。
また、「ただいま」と言ってから鍵を開けるようにし、
周りから『一人ではない』と見せるようにするのもおすすめです。
ママがいない時の過ごし方について話し合う
先述したように、ママがいない時の過ごし方については
あらかじめ話し合っておく必要があります。
・帰宅後は宿題をする
・友達と勝手に遊びに行かない
・習い事は時間を守って出かける
など、きちんと話し合い、約束させることが大切ですね。
ただ約束させるだけでなく、危険な目に遭ってしまうリスクについても
話しておくといいかもしれません。
まとめ
小学生の鍵っ子デビューはいつからがいいのか、とても悩ましい問題です。
今回私は小学3年生からがおすすめと伝えましたが、
その子の性格や生活態度を見極めて、無理のないタイミングで始めることが一番です。
安心安全に過ごせることが大切ですから、ぜひ親子でよく話し合い、
大人の事情ばかりを押し付けてしまわないよう気を付けましょう。