小学生の夏休みと言ったら自由研究ですよね。
自由研究の何が難しいのか?
それはテーマ選びだけでなく「まとめ方」です。
研究結果をどのようにまとめたらいいのか悩む小学生は多いもの。
そこで今回は、私の娘もやった自由研究を上手くまとめる方法をご紹介します。
研究の目的や手順、結果などを図や写真などを入れながら上手くまとめていきましょう。
この方法は低学年の子供でもチャレンジできるので、ぜひ試してみてください。
小学生の自由研究はまとめ方で8割決まる!
小学生の夏休みの宿題と言えば、定番の自由研究ですよね。
今も昔も変わらず、自由研究は小学生の子供たちを悩ませています。
テーマは、理科の実験のようなものだったり、朝顔の観察だったり物づくりだったり・・・
様々ですが、どのような自由研究をするにしても、
ただ研究する・ただ調べるだけで終わらせてはいけませんよね。
その研究の成果・結果をみんなに伝えるためには、しっかりアウトプットすることが大切です。
そこで最も重要なのが、研究結果の「まとめ方」。
研究内容云々よりも、むしろ自由研究のまとめ方で評価が分かれると言っても
過言ではないかもしれません。
なぜそんなにも「まとめ方」が重要になって来るのか?
その理由は次節で詳しくご紹介します。
小学生の自由研究で「まとめ方」が大切な理由とは?!
一体なぜ、自由研究において「まとめ方」が重要視されるのでしょう?
その理由は以下の2つです。
他人に分かりやすく伝える事はコミュニケーションの基本になるから
ただ研究したり観察したりするだけでは、単なる自己満足になってしまいますよね。
情報を精査し、どんな研究をしてどんな結果を得ることができたのか?
を上手にまとめることは、学校の先生や友達に分かりやすく伝えるための手段です。
ですから、誰が見ても分かりやすいようなまとめ方を意識することが大切なんですよ。
他人に自分の意見や客観的な事象を分かりやすく伝え、理解してもらうこと。
これこそが、コミュニケーションの第一歩!基本となるからなんです。
はばかりながら申し上げますと、
コミュニケーションとはお互いがお互いを理解しあい、認め合うこと・・・
その理解しあうためには、当然自分の意見や考えをしっかりと相手に伝わるよう、
分かりやすくまとめて伝えなければ伝わりませんよね?!
コミュニケーションとは、
『相互理解』を目的とした意思や感情、考えなどの『情報伝達手段』ですから、
理路整然とまとめることが求められるのです!
研究内容を吸収しスムーズな発表をするため
自由研究で得た知識や経験は、とても貴重なものですよね。
しかし、ただ何となく調べたり観察したりしただけでは、
せっかくの自由研究も頭に入っているような・・・
いないような・・・とあやふやになってしまうでしょう。
特に小学低学年の場合は、「ただ何となく・・・」という子も多いもの。
物事を整理しておかないと、知り得た知識をしっかり定着させ、
自分のものにする、吸収することはできませんよね?!
ご家庭のタンスの中を思い起こしてみてください。
ママがちゃんと整理してしまった洗濯物などは、下着は下着だけの引き出しの中に、
インナーはインナーだけの場所にしまわれています。
だから、旅行などのとき、すぐに荷物をまとめることが出来ますよね。
でも、お子さんに任せて洗濯物を片付けさせたとき、下着が靴下入れの場所に、
インナーがなぜかズボンと一緒に入っている・・・なんて経験がありませんか?!
そうなると荷物をまとめる時に、あっちこっちの引き出しを開けて、もう大変・・・
さながら空き巣に入られたみたい・・・なんてことになってしまうんです。
あくまでも例え話しですが、お子さんの知識も洗濯物同様、
上手に整理してまとめると、発表するとき(旅行の荷物まとめと同じ)も、
とてもスムーズにできてバッチリですよ!
小学生が実践!低学年でも簡単に自由研究をまとめる方法
では早速、自由研究を上手にまとめる方法をご紹介します。
これは実際に、小学1年生の娘と取り組んだ方法です。
低学年でも比較的簡単にチャレンジできるので、ぜひやってみてくださいね。
まとめる項目をカテゴリに分けて書く
小学生で作文が苦手な子や考えをまとめることが苦手な子は、
頭の中で情報が整理できていないことが多いので、
自由研究も上手くまとめることができないことが多いんですよね。
そもそも何からどう手をつけたらいいか分からない・・・と悩む子も。
そこでわが家では、まずまとめたいことをカテゴリごとに分け、整理することにしました。
たとえば…
◎目的やキッカケ(この研究テーマに選んだ理由や調べてみようと思ったキッカケ)
◎研究方法(どのように調べたか、研究したか、工程など)
◎結果(研究した結果はどうだったのか)
◎感想や考察(調べてみた結果、自分はどう感じたのか、苦労したところや良かったところなど)
このように大きく分けて4つのカテゴリに分け、
それぞれについて子供が書きたいことを箇条書きにさせてみました。
すると自然とまとめる内容がスッキリが整理されるので、
いざレポートや模造紙にまとめるときもスムーズになるんです。
まずはカテゴリに分けて情報を整理することから始めてみてくださいね。
研究方法や工程は図や写真を活用する
調べた内容や観察したときの工程は、言葉だけで伝えると難しいこともありますよね。
特に小学1~2年生の語彙力だと、上手に伝えることができないでしょうから、
図や写真などを入れ込んでまとめるのがおすすめです。
たとえば、植物の観察ならば日ごとに撮影した写真を使ったり、
写真が難しければ絵を描いたりします。
物づくりをする自由研究の場合も、その工程を写真に撮って差し込むといいでしょう。
高学年になれば、グラフを描くこともできるようになるはずですから、
表からグラフを作成し、差し込むのもおすすめです。
要するに、文章だけでは伝わりにくい部分を図や写真を使って視覚的に訴えることで、
より伝えやすくするのです。
これだけでも、なんだか大学生のレポートのようにカッコ良く見せることができますよ。
箇条書きを取り入れて読みやすくまとめる
小学低学年の自由研究の場合、
まだ文章で上手く研究したことや自分の気持ちを伝えることが難しいですよね。
あまりにダラダラと文章を書いてしまい、
自分も何が言いたいのか分からなくなってしまうことも・・・。
そうならないためには、箇条書きを取り入れてまとめましょう。
たとえば、研究に使用した材料や参考資料を記述したり、
作業工程をまとめたりするのに使えますね。
箇条書きなら、国語力が未熟な小学低学年でも読みやすい文章にまとめることができるはずです。
感想や考察はプラスαで前向きなことを書く
最後のまとめ部分に、感想や考察を書く際は、
必ず「次はもっと○○したいです」など前向きな文章をプラスするのがおすすめです。
私の娘は、1年生の自由研究で家庭菜園のトマトの観察を行いました。
その時に書いていた感想が以下のとおりです。
「私はこれまでトマトが嫌いだったけれど、今回自分で育てて毎日観察をしてみて、
トマトのことが可愛く思えました。
だから、これからはトマトが好きになれそうです。
次はもっと美味しく作って、もっとトマトを好きになりたいと思います。」
このように、少し前向きな気持ちや未来への意欲が表れていると、
先生からの評価もアップするのでおすすめですよ!
ちなみにこの自由研究は、食育のテーマで優秀賞をもらえました。
小学生の自由研究を簡単にまとめる方法 まとめ
いかがでしたか?
「研究」と言うと、なんだか難しく考えてしまいますが、実は作業工程はとてもシンプル!
今回ご紹介したような、まとめ方のコツをマスターすれば、
どんな研究テーマでも上手にまとめ上げることができます。
夏休みの自由研究が上手くまとめられないと毎年頭を抱えてしまうママやパパは、
ぜひ子供と一緒にやってみてください。
上手にまとめられて、優秀賞に選ばれると子供の自信につながりますよ!