小学校入学を機に自分の部屋を持つ子も多いですから、
そんな話を聞くといつから自分の部屋を与えるべきか悩むママもいますよね?!
自立心が育つ一方で、部屋に引きこもって家族との会話が減ってしまうのでは?という不安も。
そこで今回は現役ママが、いつから小学生に自分の部屋を与えるべきかについてご紹介。
個人的には小学3年生~がおすすめですが、孤立させない工夫も必要です。
この記事を参考に親子で考えてみてくださいね。
小学生に自分の部屋を与えるのは3年生以降がおすすめ!
小学生に自分の部屋を与えるタイミングはいつからが良いか、悩むママも多いですよね。
これは各家庭によって様々ですから、必ずしも「いつから」というルールはありません。
私の周りでは、
・家を買うタイミングがちょうど小学校入学時だったから、その時に子供部屋を作った
・小学校に入学したけど、まだ一人で寝たくないというので子供部屋は作っていない
・下の子がいるので勉強の邪魔にならないよう、小学校入学時に子供部屋を与えた
など、それぞれ家庭の環境や子供の意思によっても変わります。
わが家も、子供部屋の存在はありますが、基本的にはおもちゃルーム。
ベッドはなく、あるのは絵本棚だけ。
学習机も基本的にはリビングに置いています。
というのも、小学校に入ったとしても、低学年の時期はまだ個室は必要ないからです。
与えるとしたら小学3年生以降で、
本人が「一人で寝る」と言うまでは必要ないかなと思っています。
逆に低学年で与えてしまうと、
まだ自己管理力が低いため、部屋は散らかり放題・・・
足の踏み場のない程・・・という話も聞いたことがありますから、
遅ければ遅い方がいいのかもしれませんね。
子供部屋デビューは小学3年生以降がいい理由とは?!
弟や妹がいるなど家族構成や住宅環境によっても様々だと思いますが、
私は小学3年生以降に子供が望むのなら、自分の部屋を与えてもいいと思っています。
それは何故なのか、理由を詳しくご紹介しましょう。
【理由①】自立心が芽生える時期だから
小学3~4年生以降になると、
どの子も少しずつママから離れても自信を持って生活していけるようになりますよね。
おそらくママが言わなくても、この頃になれば自分から
「自分の部屋が欲しい」「一人で寝てみたい」と言い出す子も増えるでしょう。
そんな自立心をサポートしてあげるという意味でも、
小学3年生以降に子供部屋を与えるのがおすすめです。
【理由②】自分で自分のことができるようになる時期だから
小学生になったと言っても、1~2年生のうちはまだまだ未熟。
自分のことは自分でやるようにはなりますが、そうは言っても抜けがあったりしますよね。
宿題を見てあげたり、忘れ物チェックも念のため確認したりする必要があるでしょう。
しかし小学校にも慣れ、ある程度色々なことを理解するようになる3~4年生になれば、
ママのサポートなしでも、たくさんのことを自分でできるようになっていきます。
そうなれば安心して自分の部屋を持たせられますね。
小学生に自分の部屋を与えるメリットとは?!
子供に自分の部屋を与えると、勉強をサボるのではないか?
いつまでも遊んで寝ないのではないか?など、心配も多いですよね。
親の目が行き届かない!という不安が一番でしょう。
しかし、自分の部屋を持つということはデメリットばかりではありません。
現役小学生ママの私が思う、自分の部屋を与えるメリットについてご紹介します。
【メリット①】自立心がさらに育つ
ちょっぴり甘えん坊の子でも、自分の部屋を持てたという喜びは大きいもの。
自分の部屋があるだけで
少し大人になれたような気がする子もいるのではないでしょうか。
これまでママにべったりだった子も、自分の部屋を持たせてもらえたということがキッカケで、
自立心が育ち、自分で寝たり起きたり、勉強をしたりできるようになるかもしれませんね。
【メリット②】自己管理力がつく
自分の部屋を持つということは、
部屋をキレイに整理したり、持ち物の管理をしたりすることも含まれますよね。
これまで片付けが苦手で、おもちゃや絵本を出しっぱなしだった子も、
これでは生活がしにくくなるので、掃除や片付けをするキッカケにもなるかもしれません。
私の娘も、そこで寝たり起きたりはしないものの、
一応おもちゃルームである自分の部屋ができてからは、こまめに整理をするようになりました。
一時は足の踏み場もないほど汚れていたのですが、
お友達が遊びに来ると分かると、ササッと片付け、キレイにすることを覚えたのです。
自分で片付けるようになると、何をどこに片付けたか?が分かるので、
自己管理もしやすくなりますよね。
いつまでもママに「やってもらう」という生活ではなく、
自分の物は自分で整理・管理をするというのは、
本当の意味での「自立」の第一歩と言えるでしょう。
小学生に自分の部屋を与える際の注意点
自立心や自己管理力を育てるキッカケになる子供部屋の存在。
しかし、与える際は注意が必要です。
ここでは実際に私の周りで起きたトラブルを踏まえながら、
小学生に自分の部屋を与える際の注意点についてご紹介します。
【注意点①】コミュニケーションを意識的にとる
自分の部屋を与えてしまうと、子供によっては自室に引きこもってしまうこともありますよね。
リビングへ行くとママから「宿題しなさい」「テストはどうだった?」
なんて聞かれるのが面倒で、帰宅後すぐ自分の部屋に閉じこもってしまう子も。
そうなると、どんどん親子の会話が少なくなってしまいます。
会話が減れば自然と距離ができてしまうので、
「本当は相談したいことがあるのに言えない・・・」なんてことも。
小学3~4年生になると、本格的な友達トラブルや勉強の行き詰まりなどを感じる時期です。
ゆえに、ママが子供の異変を察知できるよう、
子供部屋を作ったとしてもなるべく自分の部屋に閉じこもらせず、
コミュニケーションをとるようにしましょう。
私の周りの先輩ママたちは、子供部屋の扱いを「ただ寝るだけの部屋」にしているようでした。
基本はこれまで通りリビングで家族と過ごし、勉強もリビングでさせ、
寝る時だけ自分の部屋で過ごせば、生活が大幅に変わることもなく、
親の目が行き届かないというトラブルも防げますね。
【注意点②】孤立しない工夫をする
子供に自分の部屋を与える際は、あえて快適な空間にしないことが大切です。
広々として、テレビや漫画がたくさん置けるような部屋だと、
子供は自然と自分の部屋に引きこもってしまいます。
時にはカギをかけてしまう子もいるそうです。
子供部屋はあえて狭い空間にし、カギをかけられないようなドアにしたり、
日中はなるべくドアを開けてオープンにさせたりすることが大切です。
特に小学生のうちは子供の様子が把握しやすいように、
なるべくリビングに近い場所に子供部屋を配置するなど孤立しない工夫をするといいと思います。
【注意点③】ゲームやスマホは持ち込ませない
小学生に自分の部屋を与える際は、
必ずゲームやスマホを持ち出さないように予めルールを決めておきましょう。
親の監督下でやらないと、勝手に課金をしたり怪しいサイトにアクセスしたりする
トラブルも多いため、注意が必要です。
わが家の近所に住む小学6年生のママも悩んでいました。
「子供がいつも自分の部屋に引きこもってずっとスマホで友達とやり取りをしている。
受験を控えているのに全然勉強してくれなくて困るのよね。」と。
小学生にはまだ「勉強しなければならないからゲームを辞めなきゃ」という
自制心は少ないですから、ママやパパが気をつけてあげないとどんどん脱線してしまいます。
テレビや漫画だけでなく、ゲームやスマホの持ち込みもNG。
あらかじめ子供とよく話し合い、ルールを明確にしておくといいでしょう。
【注意点④】無理に自分の部屋を持たせない
周りの子が子供部屋デビューを果たしたと聞くと、少々焦ってしまいますよね。
自立心を育むためにも、早く自分の部屋を持たせなきゃ・・・なんて思うことも。
実際、私も子供が小学生になるのを機に、自分の部屋を持たせて寝かせようとしていました。
しかし、私の娘は一人っ子でとても甘えん坊です。
一人で寝るなんて「寂しい」「不安」・・・ということで、単なるおもちゃ部屋になりました。
今ではそれでよかったなと思っています。
無理に引き離そうとすることで、子供のメンタルが不安定になってしまうこともあります。
きっといつか必ず、自分から「子供部屋が欲しい」「一人で寝る」と
言い出す日が来るはずですから、子供の気持ちを最優先に考えたいなと思いました。
一緒に寝られる時期もあとわずかと思うと、なんだかこちらの方が寂しくなりますね。
小学生に自分の部屋を与えるのはいつから?まとめ
小学生に自分の部屋を与えるタイミングは、各家庭によって様々。
一番大切なのは、本人の意思を優先し、
無理なく子供部屋デビューをさせてあげることだと思います。
ただし、自分の部屋を与えたからといって自由に過ごさせるのはNG。
整理整頓をしっかりさせ、自室に引きこもらないように配慮するなど工夫も必要です。
小学生のうちはまだ親の存在が大きいものです。
子供のケアをしながら、自立心を育てていきましょう。