小学生の算数で教わるひき算。
たし算よりひき算の方が苦手と言う子は多く、
ひき算が速くなる方法を知りたいというママもいると思います。
そこで今回は、現役ママもやっている小学生のひき算が速くなる方法をご紹介。
ひっ算や穴埋め計算を繰り返し、ひき算が速くなるよう練習しましょう。
ひき算をマスターするには、たし算の存在が必要不可欠。
数字に慣れ、苦手意識を失くしてくださいね。
小学生でひき算を速く解くにはたし算の練習が大切!!
小学1年生の算数で習う「ひき算」ですが、
たし算は得意なのにひき算は時間がかかる・・・という子は多いですよね?!
私の娘も現在小学2年生ですが、やはりたし算よりひき算の方が苦手。
問題を解く時間が遅いので、テストのときは焦ってしまうこともあるそうです。
私の娘のように小学生でひき算が苦手な子には、まず数字に慣れさせることが大切です。
そのためには、やはりたし算を繰り返し解くことが必要になっていきます。
ではなぜ、ひき算を速く解くにはたし算が必要なのでしょうか?
次節でその理由を詳しくご紹介します。
なぜひき算を速く解くにはたし算を練習する必要があるの?
なぜひき算を速く解くには、たし算を練習させる必要があるのでしょうか?
その理由は、数字の組み合わせを理解することに関係しています。
子供にたし算を繰り返し解かせていると、徐々に数字の組み合わせを覚えていきますよね。
たとえば、「10」という数字をつくるには、
8+2、7+3、6+4、5+5、9+1・・・というような組み合わせがあります。
たし算を繰り返し解き、この組み合わせを自然と覚えられれば、
ひき算が速くなる近道になるのです。
10-3=○ という問題も、10は3とどの数字を組み合わせればいいか?
と考えればスムーズに答えが導き出せるから。
10、9、8、7・・・と数を引いていくのが苦手な子は、
このように、たし算の問題に変えて逆算して言った方が比較的速くひき算を解くことができます。
そのためにも、普段からたし算を繰り返し練習し、
数字の組み合わせを暗記しておく必要があるんです。
指を折って数えているようでは、ひき算をスムーズに解くことはまだ難しいかもしれませんね。
現役ママもやっている!小学生のひき算が速くなる4つの方法
先ほどもご紹介したとおり、そもそも数字の組み合わせを理解していないと、
たし算はおろか、ひき算なんてもっと解きにくくなってしまいます。
ですので、ひき算が速くなりたいのなら、とにかく「練習あるのみ」です。
ここでは実際に、私が娘に教えた「ひき算が速くなる方法」ご紹介します。
基本は、たし算を理解し、そこからひき算をスムーズに解くコツを教えてあげることが大切です。
ひき算の考え方が分かれば、
自然と速く解けるようになるので親子でぜひチャレンジしてみてくださいね。
【方法①】さくらんぼ計算を身に付けさせる
二桁のひき算を解く際、数字を1の位と10の位に分けて小さい数にしてから、
ひき算を解くようにする考え方を身に付けさせるのもおすすめです。
たとえば、「18-9=○」という問題なら、18を、10と8に分けて考えます。
そして、10から9を引いて、その答えである「1」と分けた「8」を足してあげて、
答えの「9」を導き出すというやり方です。
これは娘の小学校でも教わっている方法で、「さくらんぼ計算」と言います。
数字を2つに分解する図がさくらんぼに似ているから名付けられたそうですよ。
ママたちが子供のころは無かった方法ですよね。
このさくらんぼ計算をクセ付けておくと、数が大きくなってひっ算をする時にも便利です。
「36-8」などのように、1の位の数字同士を引けない場合、「16-8」にして考えますよね。
この時に、先ほどの「さくらんぼ計算」が分かっていれば、
すぐに10と6に分解して考えることができます。
私の娘はすぐに指を使って、16、15、14・・・とひき算をするので、
「さくらんぼ計算」のクセを付けるように何度も練習しました。
繰り返し行うと、自然と頭の中で「さくらんぼ計算」をイメージするので、
ひき算が圧倒的に速くなりましたよ。
【方法②】2桁以上の場合は“ひっ算”をさせる
”ひっ算”を教わるのは、小学2年生の1学期からなので、
小学1年生のときは2桁のひき算も、先ほどの「さくらんぼ計算」をしなければなりません。
「さくらんぼ計算」は有効な方法ですが、
場合によっては”ひっ算”にした方が速く計算できることもありますよね。
たとえば、「18-2」や「14-4」のように。
わざわざ数字を分解しなくても、1の位の数字同士でひき算可能な場合は、
”ひっ算”を教えてあげて解いてしまった方が速くひき算をすることができるはずです。
”ひっ算”は、小学1年生でもすぐに理解してくれます。
予習の意味でも早い段階で教えてあげてもいいかもしれませんね。
【方法③】穴埋め計算を繰り返しやらせる
穴埋め計算というのは、18-○=8とか20+○=25のような問題です。
たし算、ひき算ともに繰り返し穴埋め計算をすると、
自然とたし算やひき算の仕組みに慣れていきます。
私の娘は、この穴埋め計算が非常に苦手。
逆算すると頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうと言っていました。
2桁の数だと分かりにくい場合は、1桁の数字から練習させるといいですよ。
【方法④】ドリルでひたすら練習させる
たし算もそうですが、ひき算も繰り返し練習させることが大切です。
ドリルなどを活用し、ひたすら問題を解かせ、定着させましょう。
わが家では、ドリルを解く際にストップウォッチを使って問題を解く時間を測っています。
そして、それをグラフにし、子供自身の成長度合いを”見える化”しています。
そうすることで、子供自身が「速く解けるようになった」「タイムが縮まった」と
ゲーム感覚で夢中になって取り組んでくれるようになりました。
勉強は、頑張るだけでなく「楽しむ」ことも必要ですよね?!
自分自身が勉強の成果を知ることで、モチベーションがアップしますから、
慣れてきたらタイムを測ってチャレンジさせてみるのがおすすめです。
小学生のひき算が速くなる方法は?まとめ
いかがでしたか?
実は私自身が小学生のころ、たし算よりひき算が苦手だったので、
ひき算をきっかけに算数が嫌いになった思い出があります。
そのため、娘には何としてでも苦手意識を持ってもらいたくない!・・・という思いから、
大人になった今、「ひき算をどうやったら楽に解けるのかな?」と考えるようになったんです。
まずは数字に慣れ、抵抗感をなくすことが大切です。
簡単な問題から始め、ひき算をスムーズに解く方法を身に付けさせていきましょう。
算数が得意な人からしたら、「こんなことしなくても・・・」と思われるかもしれませんが、
苦手な人は、そもそも考え方が違います。
今回ご紹介したことを参考に、「どんなところで子供がつまずいているのか?」
「どんなやり方が子供に合っているのか?」を
考えながらひき算を速く解く方法を試してみてくださいね。