小学生になって導入される通信簿。
ママたちが子供の頃と違い、評価・査定の仕方がやや変わったので、戸惑う方も多いですよね。
学習の基礎を固めていく低学年のうちは、
一体どのような点に注意して通信簿を見ればよいのでしょうか?
今回は、私が実際に気を付けている、今後に活かすための通信簿の見方についてご紹介します。
注意してみるポイントを見極めて、子供の更なる成長に期待しましょう。
小学校低学年の通信簿は「基礎」が出来ているか注意して見よう!
近年、改訂された通信簿の評価・査定の方法。
一般的に、小学生は各教科ごとに以下の3つの項目でそれぞれ評価されます。
・知識、技能
・思考、判断、表現
・主体的に学習に取り組む態度
これらの3項目をA~Cの3段階に分けて「絶対評価」され、
A=よくできている
B=できている
C=もう少しがんばりましょう
のような意味合いがあります。
私も最初、そうでしたが、この3つのA~Cの評価を見て、
Aが何個あるか?というのだけに囚われており、Aの数が1学期より増えた、減った・・・
ということだけで子供の学習状況を判断していました。
しかし、実は重要なのは単にAの数が多いことだけではないんです。
そもそも、Aというのは「よくできている」という意味。
特別よくできているから「A」という評価であり、
実は「B」も『できている』という意味ですから、
たとえ「B」であっても落ち込んだり悩んだりする必要はありません。
とはいえ、もちろん、Aの数が多いに越したことはないですが・・・。
ただ注意しなければならないのは「基礎」が理解できているか?という部分です。
その評価がわかるのが「知識、技能」と呼ばれる項目。
多少、学校によって言い回しが異なるかもしれませんが、
同じような意味を成す項目が必ずあります。
知識、技能というのは、いわゆるその科目の基本的な部分が理解できているかどうか?
という判断項目ですから、小学校低学年にとっては、何よりここが一番重要な部分なんですよね。
知識、技能の項目にAやBが付けばOK。
もしCが付いている場合は、なぜなのか?理由に注目して普段の振り替えをすることが大切です。
小学校低学年の通信簿で「基礎」が出来ているか注意しなければならない理由とは?!
小学校低学年の場合、文字や言葉、数字、計算など
普段私たちが生活するにおいて重要な部分を学ぶ時期ですよね。
これらの基礎が今のうちにきちんと理解できていないと、
そのあとの学習で必ずつまずいてしまいます。
ですから、小学1~2年生で習う内容は、基礎が大事なんです。
もし、知識、技能にCが付いてしまったら、何が評価基準に満たしていなかったのか?
振り返ってみる必要があります。
私もやっている!小学校低学年の通信簿を今後に活かすためのコツ
では実際に、もし「C」が知識、技能の項目に付いてしまったら、
どのように振り返り、今後に活かせばよいのか?をご紹介します。
これはわが家でもやっている取り組みの方法です。
何が苦手なのか、子供の理解力を知るチャンスですから、
しっかり通信簿を活かして更なる成長を促しましょう。
返されたテストを振り返ってみる
まずはシンプルに、これまで返されたテストの答案を振り返ってみましょう。
点数ではなく、何を間違えたのか?に着目していきます。
私の娘は、現在小学2年生ですが、どちらかというと算数が苦手で、
特に文章問題や時計問題が苦手です。
落ち着いて解けば理解できるので、評価はBでしたが、
今後に活かすためにもテストの答案をもう一度確認し、
どこで間違えたのかをメモしていきました。
すると、やはり普段から苦手とする文章問題でつまずいていることが発覚!
ちゃんと最後まで問題を読んでいないせいか、ケアレスミスのような間違いが多かったので、
夏休みは文章問題を中心にたくさん問題を解かせました。
間違えた問題の課題点を見つける
間違えやすい問題をメモしたら、なぜ間違えてしまうのか?その理由を見つけ、
その子の課題を親子で考えていきましょう。
「親子で考える」というのがポイントです。
必ず子供に考えさせること!
・なぜ間違えてしまったのか?
・どこが難しい(苦手)と思うのか?
・何がわからないのか?
色々聞きだしてみましょう。
わが家の場合は、
・焦ってしまう
・問題を最後まで読むのが面倒だから
・見直しをしても気が付かない
という理由だったので、普段、家庭学習をする際に、
テストのように時間内に取り組ませるクセを付けさせました。
マイペースな子なので、時間内に・・・と言われるだけで気が焦ってしまうのでしょう。
繰り返すうちに、短時間で集中して取り組む習慣がつき、
焦ってケアレスミスする回数が減ったように思います。
集中して取り組むと、限られた時間内にも余裕が生まれるので、
見直しも「流して見る」のではなく「1問1問しっかりと解き直し」ができるようになりました。
こうして課題点を見つけて改善することで、子供の力をさらに伸ばしていけるような気がします。
家庭学習で意識して苦手なものを取り組む
苦手を克服するには、繰り返し解くしかありませんよね。
「できた」が増えれば、必然的に苦手が克服され、「楽しい」に変わります。
家庭学習をする際には、なるべく苦手な部分を繰り返し取り組ませるようにしましょう。
わが家が導入しているタブレット型通信講座では、課題をこちらから指定することが可能です。
苦手なものを優先で取り組ませることで、繰り返し問題を解くことができますよね。
時計の問題などは、普段の生活でも取り入れられます。
「一」時間後に公園でお友達と待ち合わせをしているよ。何時に家を出ればいい?」など、
常に子供に考えさせることで時計を見る習慣がつき、時計への理解力も高まります。
こうして意識的に苦手を克服するのも大事なことです。
小学校低学年の通信簿はどこを注意してみる?まとめ
いかがでしたか?
これまで私のようにAの数ばかりに注目していた方は、
Aの数ではなく中身に着目してみてください。
どれがAでどれがBだったのか?どれにCが付いてしまったのか?
これらを確認し、振り返りをすることで子供の課題点が見えてきます。
まだ低学年のうちは、子供自身が苦手を克服するような復習の仕方は難しいもの。
ママやパパが、意識的に苦手を克服できる勉強の仕方をアドバイスする必要があります。
苦手を克服し、今後の子供の成長につなげていきましょう。
そして、ダメだった部分だけでなく、もちろん良かった部分にも着目し、
たくさん褒めてあげてくださいね。